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感想・レビュー・書評
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ソフトバンクを創業された孫正義さんの仕事の基準や仕事の仕方がわかりやすく書かれた本です。
経営において何でも数値化することはとても大事なことです。
イベントでの売上目標、来客目標などの数字を明確に決めることによって今何をすべきなのかも明確になってきます。
私も「ふるさとグルメてらす」や「ずんだらぼ」でも数字目標を明確にして事業を行っています。仲間とともに決めた数字を達成できた時の喜びは格別なものです。
また達成できなかった時は何が原因だったのかも数字から分析をするようにしています。
この本にもあるようにそのようなときは何に手をつけるべきなのかを考えることも大事にしています。
数字を分析するのが得意な方でも、数字が苦手な方にもオススメの一冊です。
孫さんのように何事も数値化して事業を行う経営者であります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数値化することにより「どの問題から着手すればいいか」という優先順位が明確になる。
数値化は未来を示すもの。
その後に何をやるかを明確に。
ホワイトカラーの仕事ももっと「プロセスを分ける」べき
単回帰分析と重回帰分析 -
題名の孫社長に惹かれて読みました。
ソフトバンクとて、特別なことをしてるわけではない。
ただ、徹底力•スピード感は抜けているのだろうと感じた。
◉早く失敗したほうがいい。計画に時間は✖️
→うちは寧ろ逆だ。
◉マイルストーンをうつことでゲーム感覚を
→後回しにしない仕掛け
◉ビジネス環境を自ら一変させる
→比較検証する前提条件を変えてしまうことで、ゼロサムゲームからの脱却
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目からうろこだった。実際に現場で使うにはまだまだ修行が足りない。。これを体にしみこませるのは大変。
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・数値化はアクションのため。データを見て次はどうするかを決めること
・数値化のファーストステップ=分ける。種類・ジャンル・プロセス→問題の在処を見極める。
・数式化できる≒構造化・モデル化→未来を予測できる
・数式化して仮説を立てたら後はPDCAを回すのみ。
【解析手法】
①プロセス分析
・どこに問題があるか。プロセスに分けて歩留まりを計測。歩留まりから問題の在処を見つける。解決策の仮説を立てる。中間目標(KPI)を設定する。仮説を実行し、結果を数値で検証。
※自分で管理できる行動に対して数値目標を設定する。
②散布図と単回帰式
③重回帰分析
・Ru値 R=1-((1-R2)×(n+k+1)/(n-k-1))
n=データ数、k=回帰・自由度(説明変数の個数)
・R値が大きい物は削除して再実施。Ru値が高い物が当てはなりが良い。
④パレート図
⑤T勘定
⑥差異分析
⑦LTV分析 -
「気分転換に軽い本を読もう」と思って読み始めたのだが、目からウロコが落ちる本だった。
ソフトバンクといえば、どちらかというと気合と根性の会社のイメージがあったが、数字へのこだわりがすごい。
やっていることは当たり前のことなのだが、そこまでやっている日本の会社はあまりないと思う。
だから、ソフトバンクはここまで勝ってこれたのだ、というのがよくわかった。
孫社長の言葉で、
「ソフトバンクの幹部たち全員に対して、『これからは、多変量解析をしない人間の話は一切聞かない』と言い放った」
というのが紹介されていたが、それほど数値分析を徹底している。
実際に使える数値分析の手法も紹介されているから、今日すぐにでも使っていける。
ただ、数値を軸にしていくというのは、自分の時間の使い方を変える、ぐらいの気持ちが必要かも。 -
問題解決手法としての数値化。孫正義の仕事術がよくわかった。どんな事象に対しても数値化する思考、そして、問題の原因や傾向を掴むための数値の分解・合成方法などビジネス戦略のための数値解析術を紐解いてくれる。孫正義を支える参謀の能力の高さもひしひしと感じた。