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感想・レビュー・書評
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目的と興味を持ってinput
面白いと思った得られた知識の、何がどう面白いのかについて考える。これが抽象化と構造化につながる。その時に、適切な抽象化のためには適切な問いが必要。
そうすることで、ビジネスや実生活に対する示唆に変わる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マイ・サマリー
◆独学とは、「①戦略」「②インプット」「③抽象化・構造化」「④ストック」の4つのモジュールからなるシステム
◆システムを与件として考えることなく、自分が依拠しているシステムそのものを批判的に考察して、場合によってはシステムの改変やリプレースを提言する「知的な革命家」になる
◆知的戦闘力の向上を図るためには、むしろ「インプットされた内容の9割は短期間に忘却されること」を前提にする
◆一度インプットした情報を自分なりに抽象化・構造化した上で、外部のデジタル情報として整理しストックする
◆「何をインプットするか」よりも「何をインプットしないか」
◆独学の方針はジャンルではなく、自分が追求したい論点、テーマで決める
◆常に「問い」をもってインプットに臨む
◆独学によってインプットした知識を、仕事における成果につなげるためにやらなければならないことは「抽象化」と「構造化」 -
この本を読むまではリベラルアーツを「社会人が身につけるべき一般的な教養」という薄っぺらな認識で捉えていたけれど、この本を通してその実際の姿はもっと厚みがあり、人間の自由を下支えする根源的な学問であるということがストンと腹落ちした。他にも知的戦闘力を向上させるためのモジュール論とそれを構成する11のジャンルについて、筆者なりの具体的なビジョンを織り交ぜつつ、それに対応する今読むべき選書が提示されているのが嬉しい。
世界の歴史はマウントを取りたがる専門家と世界にイノベーションをもたらした独学者の苛烈な戦いで説明できるという結びの見解が面白かった。この本を読んでからピーター・ティールの本を読むとまた面白いかもしれないね。 -
インプットしたものを抽象化して、武器になるような形で覚えることで初めて、必要な時に引き出せるようになる、と。
身の丈にあったインプットをすること、はすごく納得感がある。。。
買って、読み返そう -
とてもタメになる本であった。
これからの10年は少なくとも、
この独学の感覚に優れるものが
時代を牽引していくと考えている。
自分自身もその渦の中を駆け抜けたいと思っているので、
もっともっと読み砕いて血肉としていきたい。 -
独りこそが志向。
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この本は人事組織コンサルタントで多くの本を執筆している山口周が、独学のノウハウを説明している本。
キャリアを築いていくうえで独学は不可欠である。特に一つの分野にこだわらないジェネラリストを目指す場合、業務で学ぶことだけでは十分でない場合が多いので、独学をすることは今後のキャリアを築いていくうえで非常に重要となる
この本は、どういった自分の強みでもって、独学の方向性を決めていくか、という点で非常に勉強になった。
独学の4つの要素、戦略、インプット、抽象化、ストックについて、どういったアクションを取るべきか、何を目指して学習を進めるべきなのか、著者の豊富な読書経験をもとに、数多くの事例を交えながら説明している。何より驚かされるのは、著者の豊富な知識量にある。アインシュタインから吉田松陰、イノベーターという単語を生み出したシュンペーターまで、古今東西のさまざまな事例を取り上げていて、知識はどのように活用されるべきなのか、ということを勉強する上で非常に参考になる。特に面白いと思ったのは、戦略のパートで、独学は「問い」をベースとして、テーマをもとに決定されるものである、ということを説明している点にある。 -
山口周さんの本はとても読みやすくて大好きです。
数年後に忘れてしまうような薄っぺらい知識を得る方法ではなく、
じ「使える」独学を教えてもらいました。 -
気になったところにアンダーラインを引く。アンダーラインを中心に読んでやはり面白いと思ったところに付箋を貼る。後々に参照しそうなところをEvernoteに転記する。転記する際は、事実、示唆、行動まで含めて転記してタグ付けする。タグ付けした後ざっと眺めてみる。