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- / ISBN・EAN: 4562474190817
感想・レビュー・書評
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2020/9/26
実際に児童養護施設で起きた悲惨な虐待事件をもとにした映画。日本でも同様の事件が起きていると思うと胸が痛くなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デンマークで実際に起きた社会問題をベースに描かれた少年たちの勇気と奇跡の物語
見どころ
「THE KILLING/キリング」を手掛けた実力派スタッフが集結。マッツ・ミケルセンの実兄、ラース・ミケルセンの迫真の演技が、物語に重厚な雰囲気を与えている。
ストーリー
病気の母親と引き離され、兄弟のエリックとエルマーは、男児向けの養護施設に預けられる。施設ではヘック校長や職員たちが、しつけを名目に体罰を与えていた。エリックたちは慣れない環境に馴染めず、上級生たちからもイジメの標的にされてしまい…。
デンマークの子供達の身に起きた「ショーシャンクの空に」だと思います。主人公のエリックとエルマーが子供であることもありますがほんとに理不尽に殴られたり命令されたり暴行されるシーンが耐えがたい苦痛で映画を見ているのがしんどかったです。宇宙飛行士を夢見るエルマーがエリックを病院につれていく目的で自分が自殺し、施設の外部の人間に施設の異常さを訴えようとするシーンがありますが、2001年宇宙の旅のテーマ曲を鳴らし、自作の宇宙服をまとい、貯水棟の上から飛び降りた瞬間にエルマーが夢に見た宇宙遊泳が実現します。このシーンは「ショーシャンクの空に」でアンディが長期にわたって手紙を出し続けたことが実って、やってきた蔵書の中に『フィガロの結婚』のレコードを見つけ、それを勝手に所内放送で流したあのシーン、あれくらいの衝撃がありました。彼が木の上に落下するくらいまでずっと鳥肌が止まらないほどの震えでした。
そして、ハマーショイ先生に引き取られる形で施設を出ていくシーンで映画は終わります。
この話が実話で、彼ら兄弟が生きていたこと、この事をほんとに心からよかったと思える作品でした。
こういった事実があったことを作品にして世に広めることそれが、このような不幸な出来事を減らすひとつのきっかけになるのだと思います。
恐らく、この作品を観た人は同じような気持ちを抱くと思います。 -
施設に入れられた後も兄弟二人が助け合って生き抜いていく強さを応援しながら観てました.宇宙飛行士を夢見る弟エルマーの純粋で想像力豊かな優しさが,少しずつ施設の他の子供たちを変えていくところが良かったです.
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ひどい話や。でも他人事じゃないな。
ひとりひとり生きてるんやもんな。 -
デンマークの実話に基づく 養護施設 母親と離れ離れになった 兄弟愛が打ち勝つ 感動ストーリー
コペンハーゲンの養護施設で起きた実話をもとに、自分たちの手で未来を切りひらこうとする幼い兄弟の絆を描き、デンマーク・アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門に輝いたヒューマンドラマ。1967年。労働者階級の家庭に生まれた13歳の兄エリックと10歳の弟エルマーは、病気の母親から引き離されて養護施設に預けられる。そこでは、しつけとは名ばかりの体罰が横行していた。さらにエリックたちは新しい環境になじめず、上級生たちによるイジメの標的になってしまう。そんな過酷な日常から抜け出すべく、兄弟は施設からの逃亡を図る。ラース・フォン・トリアー率いる製作会社ツェントローパの俊英イェスパ・W・ネルスンが監督をつとめ、ソフィー・グロベルが子どもたちを見守る教師役、ラース・ミケルセンが厳格な校長役を演じた。 エリックとエルマー兄弟 本当に可愛い 宇宙飛行士に憧れる弟エルマーが 時期を同じくして 月面着陸のアームストロングに興味を持ち キラキラした瞳で 宇宙の事を話すのが ほのぼのしていて、一緒の施設にいる仲間たちに浸透してゆくのが和やかな雰囲気になれた。とにかく ハッピーエンドで 良かった。 -
エマールの表情と校長の演技が素晴らしい、
ラストもありきたりにな結末にならなくて良かった。
どこの国でも、青少年の取り扱いには暗い過去があるもので、特に北欧でのこの手の映画をよく目にする。
それば、そういったケースが多いということてまも。のだろう。