半年だけ働く。 [Kindle]

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.50
  • (3)
  • (4)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 57
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (185ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これまでのようには、経済は拡大しない。
    平均年齢や年齢構成の変化で、従来以上に高齢まで働く必要がある。
    ・・・人生を長いスパンで考えた場合、これまでの日本人のライフスタイルが、通用しなくなってきていると感じています。

    ではどのように変わるのか? 自分はどのように備えれば良いのか?ということを考えるために、ヒントになりそうな本を、意識して読むようにしています。
    この本は題名を見て憧れを感じて? 読んでみることにしました。

    著者は元サラリーマンで、現在はフリーランスで働いているとのこと。
    「半年仕事、半年旅人」という生活スタイルを、“食いっぱぐれなく”、続けてきているそうです。

    まず、著者はどのような生活を送っているのか、そしてなぜフリーランスで働くことにしたのか、といった話から始まります。

    そして、どのような職種がフリーランスに向いているのか、フリーランスとしてどうやったら仕事が得られるのか。
    サラリーマンと比べてどのようなメリット/デメリットがあるのか。
    どのような準備が、必要なのか。
    ・・・といった、フリーランスとして働いていくためのノウハウが、著者および周辺の経験者の事例を踏まえ、幅広く書かれています。

    後半は、著者がフリーランスとして生活していくことでたどり着いた、「ミニマムに生きる」ということについて、そして得られた自由な時間をどう活用するかについて、自らの考えと、具体的な手段を提示して書いています。

    執筆時に40歳になったという著者から見て、若い世代の読者を想定して書かれた内容かと思います。
    しかしそれ以上の年代でも、サラリーマンとして生活していると意識しないで過ごしてしまう 「仕事を受ける」ということ、税金や社会保障のことなど、働くことに付随する様々なことに気づかせてもらえる要素があるのではないかと思います。

    後半の“身軽に生きている”著者がおすすめするツールの中には、すぐに試してみたいものが複数、ありました。

    自分は何が得意なのか?何がやりたいのか?
    フリーランスとして生きていくことのリアルなイメージを得られ、かつ「働く」ということへの様々な視点を、与えてもらえた一冊でした。

    『世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術』新井直之
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B0777LZ8D5
     
     .

  • フリーランスのススメ。
    まだ若くて独り身だからできる生き方。
    参考にはなるが、持続可能性はなさそうなので真似はしたくないかな。

  • これまさに自分の理想的な働き方だよなって思う。そしてノマド礼賛本の著者って本業でマネタイズできてんのか不明な感じだけど、アシシさんは地に足ついてるのがバシバシ伝わる。貯金額の推移まで公表してんのはすごい。

  • 期間工バックパッカーのハイスペ版
    コンサル旅人
    デジタル、クラウドを使い倒す
    ミニマリスト思想


    村上アシシ『半年だけ働く』2017

    承認欲求のためにモノを持つことはやめにする


    人口が減り、遊休資産が増えていく中で、時代は「所有」から「共有」にシフトしている

    「好きなこと」ではなく「得意なこと」で稼ぐ

    きまじめに「何とかしよう」と頑張り続けると、メンタルをやられる危険性。自分のできる範囲の努力をし尽くした後は、「何とかなる」という楽観視


    まずは大企業で一万時間の法則に則って修行するのが最も近道

    モノを買ったところで、一時的に物欲が満たされるだけで、自分自身が高まることはない


    会社で昇進して何か役職を得ることができても、その会社が倒産してしまえばその名誉は無と化す

    人から与えられる称号なんて、何の価値もない

    外面の役職や名誉なんて気にせず、本人の持つスキルや能力そのものを高めることに集中する

    フリーランスのメリットは、人間関係を自由に選べること。人間関係が合わないから契約を延長するしない選択は自由

    半年仕事の期間は意識高くビジネスのビジョンを持つ必要はなく、単純に「自由を得るため」「飯を食うため」と割り切り、得意なことで究極に単価を上げて効率よく稼ぎます。

    非日常の空間では五感が研ぎ澄まされて「俺の探していたものはこれだ!」と何かが降臨するかもしれません

    50代になると雇用機会が減るが、それでも一定数はフリーランスを継続する人もいる

    日常に文句ばっか言ってるなら、とりあえず行動に移せ!


全6件中 1 - 6件を表示

村上アシシの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×