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感想・レビュー・書評
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落合氏を初めて見たのはなんかのバラエティ番組で、変なことを言う人として取り扱いをされているところでした。(食事はグミです、みたいな発言をされていたかと思います)
それ以降私は落合氏の発言に触れることがなかったので、そういった変わった人という印象しかなかったのですが、この本を読んでかなり印象が変わりました。
この本を読む限り順当なことを言う人です。中には私には前提がわからんので判断できない話もありましたが、分かる内容については、前提から考えると当然の結果が書いてあります。
個人的には、機械翻訳の精度を上げるのであればそれ用にロジカルな日本語を扱った方が良いとか、日本がITで勝てなかった理由とか、国政の限界と地方自治の話なんかは同意しました。
前提が分からんくて検討できなかった、内容もアイデアとして抱えておこうと思いました。 -
ChatGPTブームの一年が終わろうとする中、数年ぶりに読み返したが、今回は内容がすっと入ってきた。時代がようやく筆者に追いついてきた感じ。
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すげー面白かったたたた。
ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なモノや時間をかけないと成しえないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ。 -
2018年の本。ブロックチェーンが盛り上がっていた時期を思い出す。日本が本来持っていた東洋的な思想を見つめ直そう、であったり少子高齢化はテクノロジーによる解決のチャンス、といったあたりが印象に残った。
特に他意はないけど「小泉進次郎氏は最強のリーダー」といったくだりですこし時代を感じた。
・欧米とは何か
・日本とは何か
・テクノロジーは世界をどう変えるのか
・日本再興のグランドデザイン
・政治(国防・外交・民主主義・リーダー)
・教育
・会社・仕事・コミュニティ -
研究なき開発はコモディティ化する
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ビジネス、芸術、教育と様々な分野で活躍されている方が、日本は今後こうあるべきを書いた本。
学術チックな書き方なのか、文中にやたら注釈が出てきて、その数が異常に多いのがしんどいです(10ページ中に50コとか…)
相手がどういう意図で注釈打っているかと気になって見に行くと、何度も注釈ページの間を往復することになり、読むテンポが悪くなります(しかも大した内容じゃなかったり・・)
マクロな視点の話で、個人に落として活かせる部分は少なそうだなということと、オードリータンさんの本のように読み進めみるとワクワクするといった展開もなかったです。 -
Audible にて。
とあるイベントでご本人の講義を生で聴いて、その頭の回転の早さと情報量の多さに圧倒された。
著書はほとんど読んだことがなかったので、手にとってみた。
29歳で筑波大学学長補佐になり、霞ヶ関がアドバイスを求めるというとんでもない35歳。
ご本人は「霞ヶ関やメディアからは、デジタルもアートも教育も、とりあえず呼んでおけば何でも話せる便利なやつだと思われている」とおっしゃっていました。
確かにそんな人他になかなかいない。
少子高齢化、終身雇用制度の破綻など大きな問題を抱えるこれからの日本。
そんな自信を喪失しているネガティブな日本を、日本の良い面をみて意識改革させるという内容。
シリコンバレーのプラットフォームに支配されている日本は、もっと自給自足できるようにすべき。
例えば自治体がトークンエコノミーでお金を集める。
期待値から先行投資型でお金を集める、ふるさと納税のアップデート版。
おもしろい開発アイディアがある自治体ほどお金を集めることができる。
ワークライフバランスについては、労働時間は関係なく、ストレスマネジメントをすることが本題とのこと。
実際著書は土日もなく3時間睡眠で働いているのにストレスなし、という一文に驚いた。
労働生産性半端ないな…。 -
日本人がいかに西洋の考えを無理に取り込んできたか、その歪みも知ることができた。
人口減少・高齢化にはチャンスがあるという話は、考えたこともない内容だったので面白かった。