- Amazon.co.jp ・電子書籍 (251ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
プロスク1週目。参考になる点多い。
-
様々な不利な環境を持っている福岡市が、過去の偉人達の功績により最強都市になった、というのをわかりやすく、ひもといている本ですね。国がやる政策に従うと大抵失敗するという事が書いてあり、確かにその通りだなぁ、と感じたりもしました。
福岡市の今の市長も税収を伸ばしているとの事だし、こういう活力がある街に住むと楽しそうだな、と感じたりもしました。 -
福岡に関して高評価な面が多く書かれています。しかし、ちゃんと最後は課題についても書かれていますし、福岡市発展の歴史も記載されていて、人口減少社会で地方都市はどのようにあるべきかの指針が示されていると思いました。
直近の人口増に関しては、過去の取り組みが活かされていることと、福岡市の魅力の認知もあると考えますが、九州新幹線の整備による熊本・鹿児島方面からと衰退気味の北九州からの人口流入という側面も強いでしょう。
そこからさらに発展していくうえでの舵取りはこれまでもよりも難しくなるでしょうけど、うまくいけばアジアの中でも注目される都市になれるかなと。
大学の国際競争面での弱さを本の中でも指摘されてましたが、九大が糸島キャンパスを新設しています。新しい施設を活かして国際的な若い人材の獲得を目指して、大学のブランド価値を上げていくことも必要なのかなと思いました。 -
過去の打ち手の結果としての福岡市を分析。
著者の主張の裏打ちとしてストーリーラインされているところもあるが、歴史、経緯、人物を知ることができる。
・制約は新たな戦略を考えるチャンス
・新技術を味方につけて社会構造変革、ゲームチェンジを先取る
・民間資本による尖った事業 -
福岡市は良いよん…(`・ω・´) (大学が福岡だった人)
福岡市が今良い感じなのは過去の様々な取り組みと、決して有利な場所では無いなかでそれに適応してきた蓄積が今生きているのかなあと思いました。しっかりと調べ上げた上で書かれた本だなあということもわかるので、1つの都市の研究の本としても読めそうです。月刊「地理」で誰かレビューしてくれないかな…。