1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 [Kindle]

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  • SBクリエイティブ
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感想・レビュー・書評

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  • この本で学んだことを実践すれば、まず結論を考える癖がつきます。これは会話に限らず様々な場面で必要な能力です。
    私は以前、相手を気遣うあまり遠回しな表現を使ってしまうことが多かったのですが、それは誤りだったと気づくことができました。
    まず結論を伝え、その根拠を提示すること。これを心がけていきたいと思います。

  • プレゼン、伝え方に関するハウツー本。
    題名から想像されるように簡潔に正確に相手に伝え、相手を動かすためにはどうすれば良いかが、伊藤氏の経験を基に説明されている。
    多く登場する結論と根拠のピラミッドを意識して、伝えていくことは分かりやすく、簡潔に伝える上で大切だと感じた。

  • 「聞き手を動かすため」の伝え方を、主張(結論)と3つの根拠で構成されるロジカルな一分ストーリーが作れなければ人には伝わらないし動かせない、とシンプルな型でまとめられて、とても分かりやすい。

  • 相手に伝わる話し方が、わかりやすく書かれている。
    スピーチの目的は相手を動かすこと。
    常に相手ありきで考えるという視点は大変参考になった。
    後半は様々な本に既に書かれていることが多いが、読みやすい文書なので、初学者向けだと思う。

  • 本書は、「伝える力」を世界で一番簡単に習得できることを目指しています。
    (引用)1分で話せ、著者:伊藤羊一、発行所:SBクリエイティブ株式会社、2018年、9

    職場では、常に「伝える」ことが求められる。
    これは、職階が上がるにつれ、「伝えること」が減るかと言われたら、大間違いだ。逆に、歳を重ねるごとに、上層部に伝えなかればならない機会が増えてくる。
    しかも、上層部は忙しい。短時間で、しかも的確に、論理的に伝えることが求められる。
    中間管理職であれば、部下からの伝え方を参考に、自分は、上層部にこのように伝えようと学習する。しかし、それには、限界があることに気付かされた。そんなとき、一冊の本に出会った。ヤフー株式会社 Yahoo!アカデミア学長である伊藤羊一氏による「1分で話せ(SBクリエイティブ株式会社、2018年)だ。

    まず、本書を読み終えて感じたことは、「読みやすい」ということだ。冒頭にも引用したが、伊藤氏は、本書で「伝える力」を世界で一番簡単に習得できることを目指していると言われる。読み始めたら、時間も経つのも忘れ、2時間もあれば全て読み終えてしまった。

    そんなに早く読み終えてしまったならば、内容的にどうであろうか。
    一言で言えば、「参考になった」ということだ。
    世には、ロジカルシンキングの本も数多く出版されている。しかし、伊藤氏は、ピラミッドストラクチャーを用い、短時間で、しかも的確に、論理的に伝えることを提案する。簡単かつ実用的なこのピラミッドストラクチャーは、自分自身も”使える”と感じた。常にピラミッドストラクチャーを自分のフォーマットとして、頭に入れておこうと思った。

    これだけではない。
    ピラミッドストラクチャーは、さらに応用が効く。
    よく、相手からの「予期せぬ質問」によって、頭が真っ白になることがある。
    そのときにも、ピラミッドストラクチャーは、有効であると感じた。
    この「予期せぬ質問」は、職階が上位になればなるほど、遭遇する機会が増える。
    常に、自分の”武器”として、ピラミッドストラクチャーを活用していこうと感じた。

    一方、伊藤氏は、プレゼンの仕方などの解説もしてくれる。
    パワーポイントの作り込みの仕方などもわかりやすい。
    また、実際にプレゼンするときの態度なども参考になる。
    伊藤氏は、ほかにもプレゼン関連の書籍を出版されているようである。
    後日、拝読させていただきたいと思った。

    「1分で話せ」というのは、まさに的を得ている。
    伊藤氏も「人は、相手の話の80%は聞いていない(本書、17)」と言われる。
    私も経験上、部下は「上層部に話しておきました」と言っても、上層部からは「聞いていない」と言われることも多々ある。
    短時間で、しかも的確に、論理的に。
    本書を読み、伊藤氏から、その答えを得ることができた。

  • 参考図書


  • 〜 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 〜
    (伊藤羊一・著。SBクリエイティブ・刊。2018/3/14発売)
    2021/6/6(日)夜読了。「いつでも書店」の電子書籍にて。

    1分で読める、とは言いませんが、説明がうまくて、以前から自分でも思っていたことをさらに進化させるような説明内容だったので、共感するところばかりで、内容がどんどん頭の中に入ってきて、すらすら
    読めたというのはあると思います。2,3時間で読めたんじゃないかな。
    (そんな私の読後感想文がわかりやすいわけではないことは、伊藤さんの責任ではありません (^_^;) )

    すごく役に立ちます! 

    私は共感できたけど、
    もし共感できないという人がいたら、そういう人ほど本書の内容を実践した方がいいです。(凝り固まった自己流や冗長さはビジネスでは特に迷惑です。)

    たしか同じソフトバンク系の前田鎌利さんの「社内/社外プレゼンの資料作成術」系の書籍やudemy講座なども、かなり似通ったトーンの内容で、
    改めて、爽やかに明るく前向きに、ロジックとわかりやすさと熱意を込めることが重要だと再認識しました。

    報連相・上程など、どれも「コミュニケーション」で、双方向性・相互性が必要・重要で、
    そのためにはわかりやすく短くしないと、相手からの反応も納得も引き出せないですし、
    冗長さは、相手の混乱と、相手にツッコミどころを与えるだけ。

    ビジネス以外でも、ある程度の応用はきくと思います。
    (ビジネスではない関係だと、エモーショナルな部分を大事にしなければいけない度合いがかなり高いので、なかなか大変ですが、
    それでも、バランス良く対応すれば、きっと公私共に自分の思い通りになる(思いを実現できる)可能性が高まり、生き生きと生きられるのではないかと思います。)

    ※前から気になっていた書籍ではありますが、改めて読みたくなったのは、NewsPicksに伊藤さんの連載が開始されたのを読んだからで、
    さあ買おうかと思いながらたまたまいつでも書店の購入済の一覧を眺めていたら、既に買っていた本であったことに驚き、2回買わずに済みました。
    ブックフォワードからブクログに移行した時にうまく登録が移行できなかった本がやはりあるようで、いつでも書店の購入済み電子書籍はさっさと読み終えないとと改めて痛感したものです。
    (いつでも書店は電子書籍なのに品揃えが劇的に悪いので、ZITTOの6割増クーポンの利用以外に何のメリットもありません。)

  • 1分で話す事、右脳と左脳に訴えることが重要

    STEP1 伝えるための基本事項
    相手を把握(立場、興味、自分に求められている事、ゴールは何か)

    STEP2 1分で伝える
    ロジカル:結論ファースト、根拠3つ
    方法:
    不要な言葉を削る、簡単な言葉で、プロセスは不要、気を使い過ぎない、マイナス面を言い過ぎない(主張を述べた上で最後に懸念点として…と対応策と共に説明)

    STEP3 相手を迷子にさせないためにすっきり簡単で
    方法:スライドも言葉もすっきり

    STEP4 1分でその気になってもらう 右脳を刺激
    イメージさせる、自分を当てはめて考えさせることで感情を動かす
    方法:ビジュアルを見せる、具体例を出す→想像してみてください(イメージに入ってきてもらう)

    STEP5 1分で動いてもらう
    覚えやすく一言ことでプレゼン全体を表現するキーワード、伝えたいメッセージに合わせて演じる、距離を近づけ相手の中に入っていく
    方法:
    視線、手振り、声(相手と対話するように声を届ける、強調、ここだけの話こっそり)、間合い(話の区切りで普段より3秒長く間を取る)
    メタ認知(相手からどう映るかチェック→ふるまい、言葉を相手に合わせて修正、見次ネスリーダーに必須)
    根回し(今度の会議でこんな話しようと考えてます)、アフターフォロー(プレゼン後詳細をあらためてご説明したく)

    STEP6 伝え方
    主張PREP、新しい取り組みの説明PCSF(problem, change, solution, future)
    大事なのは想い(自分が一番詳しい、自信を持っている、好きという想いが人を動かすには重要)
    プレゼンは300回練習のつもりで

    実践編
    ・会議で意見するために
    ポジションをとることが重要→結論、根拠

    ・プレゼンを聞いてくれない
    声を大きくするだけで7割解決
    想いがあれば自然と抑揚が付く
    ロジカルなだけでは伝わらない
    聞き手一人一人に向けて
    とにかく練習

    ・商談では提案より相手の課題解決を優先

  • 手順を解説した「スキル系」と、意味を問う「センス系」に大別すると、本書は「センス系」です。タイトルから「スキル系」と勘違いしました。
    伝えて相手に動いてもらうまでを視野に入れたPUSHスタイル。

    「スキル系」の関連図書として、
    「言いたいことは1分にまとめなさい」は具体的な技法が満載です。

  • ・考える=結論を導き出す、事実やデータは結論ではない・・・その通りだ。

    ・結論→根拠→例えば(事実)・・・ピラミッドストラクチャーと言われるようなオーソドックスな考え方ではあるが、結局これがわかりやすい。
    ・根拠は3つ用意する・・・よく言われていることだが、重要。

    <通じないとき>
    1)前提を聞き手と共有する
    2)主張(結論)を明確にする
    3)主張を説明する根拠を複数用意する(できれば3つくらい)
    4)意味がつながっているか「~だから、~だ」と読んでみてチェックする
    この1~4が本当にできているかよくよく確認するようにしたい。

    ・全てのプレゼンは、今こちらが望む状態にいない相手に、何らかの変化を与えて、望む状態に遷移してもらうために行う
    ・そのために必要な努力は惜しむな、細部かもしれないが徹底しろ

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著者プロフィール

原作:伊藤羊一
Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長、株式会社ウェイウェイ代表取締役、グロービス経営大学院客員教授。東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行。2003年プラスに転じ、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任。15年ヤフーに転じ、次世代リーダー開発を行う(現在、主務はZホールディングス)。21年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部を開設、学部長に就任。

「2023年 『マンガですぐ読める 1分で話せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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