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感想・レビュー・書評
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corpusさん人はみな1日24時間で平等だとか言ってる人もいますが、ベルグソン的には必ずしも当てはまりませんよね。でも、他人と比較可能かというと、そうでも...人はみな1日24時間で平等だとか言ってる人もいますが、ベルグソン的には必ずしも当てはまりませんよね。でも、他人と比較可能かというと、そうでもないですよね。2020/05/03
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人類不変の各種悩みに対して、過去の哲学者たちがどのように答えているか、について書いてある本。哲学書入門としての側面もあるし、単純に今、自分が抱えている悩みに対する回答が書いてあって、読むことで頭や気持ちがすっきりする、といった構成の本。
何のために哲学という学問があるのか、が体系的に分かって面白いし、ある哲学者が出した回答が実は後世においてひっくり返されている、という事も分かったりして、哲学という学問の不安定さと奥深さが分かって非常に興味深い本だな、と感じた。 -
この本を読んでもう一度山川の倫理政経の教科書を読もうと思いました(笑)
哲学というか倫理学を高校の時もう少し勉強ちゃんとしとけばと思います。
「動かなくても、動くことはできる」
「資本主義からの逃走」(ドゥルーズ)で会社を辞めなくてもやりたいことはできると説かれています。
「居場所はどこだっていい」辞められないなら辞めずに会社の中で穴を見つけて好きなことをする。
その中で同志を集めてプロジェクトを立ち上げる。
これは役所でも言えることやと思います。
僕の大望を成就するために今は頑張る時です。 -
嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない
のところで出てきた下記が印象に残った。
>起こることすべては必然であり 、最初から決まってしまっている 。ふたたび 、あの上司は嫌なことを言うだろう 。言わなくてもいいことを言うだろう 〔 ※ 2 〕 。でもそう考えると実は 、楽になれる 。安らぎと幸福が与えられる 、とスピノザはいいます 。
>「理解 」することによって 、彼のことをあきらめて 、ゆるす気持ちがわいてくるのです 。
あとはまあ読む人によるかな。昔読んだニーチェのなんとかを思い出した。 -
いつの時代も結局人の悩みは一緒ってことなんだよね。
でもそれが今でも悩んでる人がいるってことは、
その哲学者の回答じゃ悩みが無くならないってことよね?(笑)
ただ、今度から生徒が緊張するタイプなんですって言ってきたら、
それ、ブッタがもう解決してるから!って言ってやろうかと。
え?ってなるわな、きっと。 -
長い人類の歴史で哲学者が書き遺した書物を紐解いてみることで、悩みを乗り越えるヒントが得られる。人生で悩んだときはこの本を読んで哲学を活用したい。
■3つの気づき
①自分に向いている仕事(天職)でたゆまぬ努力をし、人々の生活のためになれ
②生活すべてが禅である。掃除、炊事、トイレ、歯磨きなどの日常茶飯事を無心に、徹底的に、丁寧にやってみる
③人間は合理的な判断をするのが難しい。できるだけ自分で選択しないように心がける -
哲学者をたくさん紹介したいがあまり、問いに対する答えがあっていない残念本。
というか、答えありきから無理やり質問を作り出している感じ。
内容もだいぶ薄めているし、孫引きしているのもなんだかなぁと思わせる。
哲学入門でなんとなく哲学を知った気になりたい人向け。 -
生きていけば誰もが悩むであろうことを、哲学者の言葉を引用してヒントをくれる作品。直接的な解決にはならないかもしれないが、心が少し軽くなると思う。
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酷い。この一言に尽きる。
本の構成は一貫しており、以下の順に掲載されている。
1.悩みの提起
2.解説
3.哲学者が出した答え
例として、一つ引用してみる。
1.悩み:忙しい。時間がない。
3.答え:私たちの行為が私たちの人格全体から出てくるとき私たちは自由である
……答えになっていない。
上述例については解説を読んでもわけが分からないのだが、他も大体似たり寄ったり。著者によるこじつけがあからさまな上に、だらだらと長い解説は着地点が見えない。
どこかで見かけた文章に似ていると思ったら、ネットニュースと同じ手法で書かれているのだ。タイトルはキャッチーだが、肝心の記事は箸にも棒にもかからないたぐいのあれだ。
この本を読むより、青空でも眺めていたほうが心の安寧に繋がると思われる。