長閑の庭（６） (Ｋｉｓｓコミックス) [Kindle]

著者 : アキヤマ香

• 講談社 (2018年7月13日発売)

感想・レビュー・書評

[あるふぁさんの感想 · 2019年12月7日]

臆病で頑なな殻に閉じこもっていたシュバちゃんこと元子が恋を知って変わっていく姿が好ましく、輝いている。バカな恋も破れた恋もどれもこれも恋で、それはおそらく人を成長させるきっかけになるもので。だからこそ、朝霧先生のやり方は姑息でTHE女な牽制でそれが鼻につくのはどちらかというと元子よりも朝霧さんの年に近いから思う感覚なのかもしれない。樹里ちゃんの選択は辛くて、身が削がれる思いで、それでも固執せずに次に進む姿はまぶしくもある。

[SnowyYukiさんの感想 · 2019年5月23日]

各々が自分の心に向かい合う巻。誠実な元子の性格は美しいと思う。「この奇跡を大切にします」とまっすぐに言える彼女は美しい。
ただ，人生の中で幸せが同じ形で続いていくことはない。次巻が最終刊のようで，どういう結末を見るのかドキドキしながら読む。