話し方で 損する人 得する人 ( 五百田達成の話し方シリーズ ) [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想・レビュー・書評

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  • ちょっとした話し方を変えることによって
    人間関係にプラスの働きが起きることを期待して読んでみました。

    この本の気付きの結論は、
    「感受性を高めて、相手のことを考えて発言する」
    ことが一番重要だということです。

    内容的には、当たり前なことばかり書いてありますが、
    当たり前なことほど人間はなおざりにしがち。

    例えば、相手が悩んでいるときには相手よりも本気で悩んであげるだとか、
    そのときにアドバイスをしたり問いただしたりしないことであるとか。

    悩んでいるとどうしても親身になろうとしてアドバイスをしてしまいがちですが、大体相手にとっては迷惑です。
    これは実際に自分が悩みを打ち明けたときの体感としても理解できます。
    あくまで共感してほしいから悩みを打ち明けているに過ぎないということを改めて胸に刻みました。

    他には、褒めてほしいときは回りくどいことをせず「褒めて」と言ってしまうだったり、誘われたいなら誘えとか、相手の話を深読みしないだとか、受動思考ではなく能動的になることの重要性も伝わりました。

    【読後TODO】
    ・相手の悩みは共感で留める
    ・相手の話に口をはさまない
    ・自分から仕掛ける(楽しむ、誘う、褒める)

  • とにかく相手の話を真剣に聞くことが重要。決して自分の価値観でアドバイスはしない事。色んな本で何度も聞いた事のあるフレーズが多かった。内容はもっともな事ばかりだが新しい知識を求める人には物足りないかなぁ?

  • どうせ同じことを伝えるならば、相手にとって受け容れやすい表現にする点は極力意識している。

    本書では、自分が意識している方向性を他者から裏書き・再確認するのにも使え、部分的には、あぁ、この点もそうだね、と気づかせてくれる点も有った。

    伝え方はこの先も常に意識していきたい。

  • タイトル通り、悪い話し方と良い話し方について書かれた本。

    いくつか自分も、損する話し方をしていた覚えがあるので気を付けたい。
    まあでも、咄嗟には難しいだろうなと思う。

    話を「まとめる」より「広げる」ほうがいいというのは分からなくないのだけど、状況によるような気もする。何がいいたいのかいまいち自信がない場合は確認の意味をこめて「まとめる」ほうがいいような気も? まあ、「広げる」ようにしたら、認識違っていたら分かるからいいのかな。

    相手の悩みを、「よくあること」と言ってしまうのは、自分も経験がある。損する話し方なのか。確かに、それ言ったときの空気が微妙だったんだよね…。失敗した。

    「沈黙を怖がらない」のがいいというのはよかった。前まで沈黙があると何か話さないととなっていたけど、これからは気にしないようにしようと思う。

    なお、自虐はやめたほうがいいらしい。自虐をやめると、友だちが増えるとのこと。自分は自虐ネタ多いから友だちゼロなんだろうか。

    決めつけない姿勢というのは本当、大事だと思う。結構周りでも、話しの途中で言ってないことを決めつけて話してくる人がいて困惑することがあるので本当、やめてほしいと思う(そのくせ、間違えてると分かったら「こうやと思ったやんか。早く言ってよ」となぜか怒られる)。
    とはいっても、自分もつい話の流れで予測して話してしまうことはあるので、気を付けたいと思う。

    こだわりが強いのは損する話し方とのことだけど、これについては状況によるかなと思う。これぐらいは、個性としてとらえてあげてもいいんじゃないかと思った。
    確かに融通が利かないというのは分かるのだけど。

    自分を隠そうとするのは損な話し方というのは、まさしく自分のことかなと思った。自分のことはうまく話せない。話したら引かれるように思ってしまうのだけど、もうちょっとオープンになりたい。

  • 本書のように対比しながら良い例を挙げる構成は多いが個人的には好みではない。理由は対比している駄目な側の内容があまりにもダメすぎる場合が多く、普段の仕事やプライベートで「そんな風なコミュニケーションを取る人がいるのか?」と感じる内容ばかりで、それでは損すると言うよりも人間関係が成り立たないのではないかと思ってしまう。
    また良い例も「そんなことやってるよ」という内容が多く、ダメな内容も良い内容もほぼ参考になりたいためである。

    例えば、「要約をするのは損をする話し方」である。具体的には
    ・いつも急に姑が家に遊びに来て困っている。と友人が話したさいに
    ・要するにそれは嫁姑問題でよくあることだよねと要約をして返すと言う内容があった
    友人とのコミュニケーションでそのように要約をする人がいるだろうか?仮にいたとしてもそれでは友人とのコミュニケーションは成り立たない。そのような低レベルなだめバージョンを示されても何ら参考にはならないといつも思ってしまう。

    ====
    ジャンル:自己啓発・マインド
    出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
    定価:1,210円(税込)
    出版日:2022年07月25日

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    五百田達成(いおた たつなり)
    心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定GCDFキャリアカウンセラー。
    東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中。専門分野は「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」。
    サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績に裏打ちされた、人間関係、コミュニケーションにまつわるアドバイスが好評。
    「あさイチ」(NHK)、「スッキリ」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、テレビ・雑誌などのメディア出演も多数。著書『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『超雑談力』『不機嫌な妻 無関心な夫』『部下 後輩 年下との話し方』(以上、ディスカヴァー)はシリーズ100万部を超えている。
    オンラインサロン「おとなの寺子屋~文章教室~」も好評。
    閉じる

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    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3176

  • 言われたら確かに感じ悪いなー、嫌だったなーとされて不快なことはわかるのに、意識的に行動しないとついつい自分もやってるなーこれ、と反省することばかり。

    たぶん、距離感が近くなったり、相手のことを尊重する意識が弱まっている関係になってきた相手にこそ意識的にしないといけないと思うことが多い。

    例えば家族、後輩、子ども、親しい友達など、自分がこれくらいやっても大丈夫だろう、と甘えが出ている相手にこそすこし意識的にやらないようにこころげたいところではある。また読み直そう。

  • 悩み相談を受けるときの鉄則は
    アドバイスをしない 
    大切なのは「どうだろうね」「どうしたい」と一緒に考える姿勢である。対面で向かい合うのであはなく一緒に同じ方向を向いて同じ方向を見ることその姿勢が大切である。そして相手がすべて話し終わるまで自分の話やアドバイスはしない。

    悩み相談についてよく言われることで「たいていの場合答えは相談する人の中ですでに決まっている」

    いい・悪い より 好き嫌いで評価する

    相手のことを見る だけではなく「きちんと見ていますよ」と伝えるべき。なにごとも言わなければ伝わらない
    「髪切りました?・新しい服ですね・靴赤いですね」
    見る→言うの繰り返し感想や評価はいらないシンプルな
    「見て言う」をここがける

    言葉を相手に会わせると好印象

    すみませんではなくてネームプレートを確認して「○○さん」と定員の名前をよぶ

  • ほんの少しの表現や態度の違いがコミュニケーションに与える影響の大きさよ

  • ちょっとした言葉遣いを、お互い気分が良い言葉にしていこうという本。家庭、飲み会やデート、職場の3編ある。
    知識だけがさらっと書いてあって覚えにくいため、これを読めば明日から優しい話し方ができる!とはならないと思う。なるべく思い出して実生活に役立てていきたい。

  • 社会にうまく溶け込むための術という内容の本だった。
    結局は相手が何を求めてるかを見極めることが重要。
    自分にも相手にも受容する気持ちを持って肯定的な言葉を使おうと感じた。

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著者プロフィール

心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学卒業。角川書店を経て入社した博報堂では日産、花王、ローソン、カルティエなどを担当。「クライアントに気持ちよく話してもらって心を開かせ、問題を解決していくPRプランナー」として高い評価を得た。
その後、顧客とやりとりするなかで培ってきた「話す力」「聞く力」を生かし、心理カウンセラーへと転身。コミュニケーションのプロとして、話し方や人間関係に悩む2000人以上の人々を救ってきた。
著書は累計100万部を超え、「人見知りでも話せました!」「人間関係がラクになりました!」など、感動の声が日々届いている。
「スッキリ!!」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、メディアにも多数出演。

「2021年 『超 話し方図鑑 思いどおりに人を動かす! 誰からも好かれる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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