- Amazon.co.jp ・電子書籍 (267ページ)
感想・レビュー・書評
-
才能とは特別なものではなく皆が持っているスキルの中で少し秀でている(尖った部分)である。
と言った趣旨のもとその才能の見つけ方磨きかたをわかりやすく説明してくれます。
才能が生まれる条件は「認知」好きを自覚する、「情動」気持ちが昂ること、「欲求」それをしたいか。
この3つが必要であると言う点は非常に参考になりました。
また、この条件を逆説的に考えるとこの3つさえみたしてしまえば、それは才能であると自信を持って言えると思います。
本書はビジネスマンにはもちろん、子育て中の親御さんや、10代の方々にもお勧めできます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者のことをよく知らないで、書名が気になって読んでみたら、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(ビリギャル)の著者だった。
ビリギャルは読んだことがないけど(映画も見てない)、ドラゴン桜みたいな話なのだろうなと思う(実際にあった話という意味では違うけど)。
著者によると、才能というのは誰にでもあるということで、その才能をどう見つけてどう伸ばせばいいのかが分かってないというだけらしい。著者は自称「才能研究家」のようで、周りから期待されてない人の才能を活かすことに夢中になれるらしい。まあでも、分からなくはないような気はする。最初からできる人より、伸びしろがある人のほうが教育しがいがありそうだし。
その才能を活かすには動機付けが必要だそうだけど、ダメな指導者は動機付けをしないどころか子どもたちの気持ちを注いでしまうこともあるらしく、親から子へ与えられるルールや価値観の拮抗禁止令や13の禁止令が紹介されていて、面白かった。本当、それだけ否定されると矛盾も生じてどうすればいいか分からなくなるんだよね。何をしても怒られるような気がしてくる。そうして何もしないとやっぱり怒られる感じ。
第1章の終わりでは、「観察力」「洞察力」「想像力」で相手の思考や行動を見抜ける人が、「才能がある人」であり、「ビジネスで成功する人」です。とあったけど、そりゃそうだろうなと思った。自分はそれができずによく親から怒られた(そのせいで高校生の時に大失敗したこともある)。
後、赤ちゃんの抱き方について紹介されていたけれども、それがちょっと参考になった。辻直美さんという方が教える抱き方によると、脚をM字にしてお腹の中にいた頃と同じような状態にすると泣かないらしい。今度、妹が出産するのでちょっと覚えておきたいと思った。
後は、美しさの定義は国や文化や歴史や背景で異なるという話も面白かった。黒板を爪で削るような音って誰が聞いても嫌な音だと思ってたのだけど、それが美しい音といわれる国もあるらしい。この話は不思議。ならなぜ、黒板を爪で削る音が嫌な音とか教えられたわけではないのに、自分は嫌な音だと思うのだろうかと。
それにしても、著者が採用する従業員というのは、どうにも変わった人が多いらしい。面接で空手の話ばかりしていて一つのことに夢中になれるのはある種の才能だなと思って採用したのは分からなくないのだけど、人前でしゃべれなくて何を聞いてもボソボソ言う女性は、こんな人見知りなのになぜ面接にきたのだろう?と思ったら逆に面白くなって採用したというのは、真面目に面接の練習をしてきた人が可哀そうと思った。まだ、ボソボソ言ってるけど、内容はよかったならともかく。
それと、人はフィードバックされるとより良くなろうとするという話で、世の中で最もフィードバックするものは鏡だという話があった後に、「朝、顔を洗った後、メイクした後、髪のセットが終わった後、鏡を見て「よし!」と心の中で言ってから出かけるのではないでしょうか。」と書かれてあって、「そうなの?」と思った。自分はたまにしか鏡って見ないので、たまにすごい髪がはねたままでかけてしまうことがある。まさにそれはフィードバックするというのが理由にあって、鏡を見ると現実を直視されて、がっかりする感じがしてあまり鏡を見るのは好きじゃないというのもある。やっぱり、もっと鏡をみて良くしようと思った方がいいのだろうな。
特に、相手にたいして笑顔を送るということが大事ということも書かれてあって、うまく笑顔を作ることができない自分は鏡を見て練習したほうがいいのだろうなと思った。 -
成功者の行動を真似る
-
『ビリギャル』著者が自身の経験に基づいた能力向上と組織変革の方法を語った本。
才能とは個人がもつ「尖り」のこと。ここでいう「尖り」とは得意なことや好きなことになります。その尖りを徹底的に磨き続けることで才能は開花します。
尖りを徹底的に磨き続けるとはどういうことなのか。それは「コツコツと正しい努力を続ける」ということです。天才だろうが秀才だろうが凡才だろうが、努力をしなければ才能が伸びることはありません。しかも正しい方向で努力をしなければ伸びないのです。
まずは得意なことや好きなことを徹底的にやり続ける努力をすること。それで伸びなければ努力の方向が間違っているので、速やかにやり方を変えてみる。これを続けることで才能は大きく伸びるようになるのです。 -
タイトル通り「才能」について色々考えさせられる本。著者が実践した経験に基づいているだけに、説得力あると同時に、夢も感じる。その昔、松井秀喜が「努力できることが才能」と言っていたのも、重なるものがある。
why でなく how というのも、新鮮。できない理由を見つけるのではなく、どうしたらできるかを考える。何よりも、行動することが大切と実感。try & error を重ねれば、いずれ目的地に到達する。
何よりも大切なのは、目標を持つことかなとも感じました。 -
誰でもやればできるって事が書いてある。
少し前に読んだ「なぜヒトは学ぶのか」では能力は遺伝が50%以上影響しているという科学的な話だったが、坪田さんは今までの経験から話をしている。 -
めちゃ納得感がある。読んで良かったなぁ。
-
@NobutakaTsubota 氏の本。ビリギャル作者。才能だとか天才だとか運だとかを紐解き、モチベーションをあげる本。中立的な事実フィードバックを伝えるだけで人は自分で想像し、補填していく。自分に対しては実況中継することでフィードバックにする。残りの人生で今が一番若いので、何かを始めるのに遅い瞬間などない。
-
読書ブログ
年間300冊の本を読む男、発信する男
https://yomuotoko.com
にて公開中
2018年10月23日 -
正しい教え方と教わり方が交われば結果がでて才能となる。
1.才能は誰にでもある。みんな、その才能をどうみつけたらいいのか、どう伸ばせな良いのかが、わからないだけ。
2.「能力」というのは、コツコツと努力を続けられれば、誰にでも身につけることが出来ます。この能力が高まっていくと、人よりも飛び出たり、尖ったりする部分が出来てきて、やがてそこが「才能」として認められるようになるのです。
3.才能というのは、結果でしかない。結果よって、過去の解釈もすべて変わってしまう。
4.「才能がある」と言われる人たちは、その人に合った動機づけがまずあって、そこから正しいやり方を選んで、”コツコツと努力”を積み重ねている。
5.「才能がある」と言われる人に共通しているのは”正しいやり方”選んでちゃんと努力していること。
6.人々は「結果」から遡って「物語」を作ろうとするもの。
7.人間というのは「これなら自分にできそう」で、しかも「これはきっと人生の役に立つに違いない」と思えたら、行動に移すものなのです。
8.あなたが持っている能力は、ある人からは「そんな能力には意味がない」と言われているかもしれない。でも、それは、別の人からしたら絶賛にあたいするのかもしれない
9.できない理由を誰かのせいにした瞬間に、あなたは自分の才能の芽を枯らしている。
10.才能がある人というのは結果を出せるひとです。結果はどういう人に出せるのか。洞察力がある人にほかなりません。洞察力とは、物事を深く鋭く観察し、その本質や奥底にあるものを見抜くことであり、観察しただけて見えないものを直感的に見抜いて判断する能力のことです。
11.「頭のいい人や出来のいい人の言葉は、聞く意味がない」。なぜなら、自分がどうしてそれが出来ているのかよくわかっていないから。することは頭のいい人の行動を完コピしろ。
12.能力を劇的&確実に上げたいなら、出来る人の考えやノウハウではなく「行動」を完コピする。
13.どれだけ優秀な子であっても、努力の継続ができないと、成績は伸びません。
14.壁にぶつかってしまった人は、先に進むのを一旦休止して基礎の基礎まで戻ったほうが、その後の成果は格段に違いいます。
15.人は「ビジョン」を与えると、底に向かって前に進む道を見つけ出す性質がある。
16.チームのパフォーマンスを上げるためには「全体にとって最適なこと」を選択する能力が求められます。
17.人の才能を伸ばすのが上手な人ほど主観的な意見を言わず、ただ事実のみを根気強く言う。
18.人に対し指導というものはできない、しないほうが良い。指導をするということをやめて、とにかく正しいフィードバックすることに徹すること。そして、本人に自力で気づいてもらうようにするしかないのです。
19.怒りやマイナスの感情ばかりを相手にぶつけていると自分も疲弊してしまう。
20.才能、天才、地アタマ、運は4大思考停止ワード。