ビックコミックに連載中の漫画。
前に見掛けた事があるのですが、
今回、運良く読めて良かったです。
(現状、三巻まで)
「皇室に入ったら、人々に敬われて仕事もしないで生きていける」
みたいな事を小学生の時に母に言ったら、
物凄く怒られたような気がします。
それに、トイレまで人が付いてくるし、
食事の時も監視下に置かれる。
と、母が私に教えてくれました。
この漫画に目を通す数年前から「天皇とは?」「世界で唯一天皇制が残っている国とは」
みたいな事を深く考える機会があったので、色々調べ見たりもしました。
この本は、天皇制度の在り方とか宮家と京都の現代の関係は?とか、
そういう事では無くて、普通の赤子として生まれた個人が、
どのようにして国の象徴になって行くかが書かれています。
変な天皇史よりも、ずっとずっと勉強になりました。
そして、今の日本には覆す事の出来ない歴史「戦争」
特に昭和天皇は、この戦争を回避出来なかった代わりに、
終戦後、マッカーサーに自分の命を差し出すので、
国民にはヒモジイ思いをさせないように要求した。
平成天皇・今上天皇もコレを引き継いでる。
最近は、動画サイトで昭和天皇も平成天皇の姿を見られるけれど、
時々、昭和天皇が孫の姿にニコヤカな表情をする場面を見ると、
何故か安心する。
この人は、もしかして終戦後に、この世に居ない人だったのかもと思うと、
やっぱり神様は居るのかもと思ってしまう。
取り留めない感想になってしまいましたが、
「朕は国家なり、国家は朕なり」
この言葉の通り、天皇家は国民と共に或るのだと思う。