昭和天皇物語(3) (ビッグコミックス) [Kindle]

  • 小学館
3.90
  • (4)
  • (10)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 85
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (200ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 202207/

  • 大正帝の病状は重い。あえて「外遊」。最初の寄港地は、いままでに訪れたことのない沖縄、艦長の漢那の出身地。
    香港では不逞鮮人がテロを企てるとの噂があり、替え玉作戦。
    原敬は何を考える?

  • ビックコミックに連載中の漫画。
    前に見掛けた事があるのですが、
    今回、運良く読めて良かったです。
    (現状、三巻まで)

    「皇室に入ったら、人々に敬われて仕事もしないで生きていける」
    みたいな事を小学生の時に母に言ったら、
    物凄く怒られたような気がします。
    それに、トイレまで人が付いてくるし、
    食事の時も監視下に置かれる。
    と、母が私に教えてくれました。

    この漫画に目を通す数年前から「天皇とは?」「世界で唯一天皇制が残っている国とは」
    みたいな事を深く考える機会があったので、色々調べ見たりもしました。
    この本は、天皇制度の在り方とか宮家と京都の現代の関係は?とか、
    そういう事では無くて、普通の赤子として生まれた個人が、
    どのようにして国の象徴になって行くかが書かれています。
    変な天皇史よりも、ずっとずっと勉強になりました。

    そして、今の日本には覆す事の出来ない歴史「戦争」
    特に昭和天皇は、この戦争を回避出来なかった代わりに、
    終戦後、マッカーサーに自分の命を差し出すので、
    国民にはヒモジイ思いをさせないように要求した。
    平成天皇・今上天皇もコレを引き継いでる。
    最近は、動画サイトで昭和天皇も平成天皇の姿を見られるけれど、
    時々、昭和天皇が孫の姿にニコヤカな表情をする場面を見ると、
    何故か安心する。
    この人は、もしかして終戦後に、この世に居ない人だったのかもと思うと、
    やっぱり神様は居るのかもと思ってしまう。

    取り留めない感想になってしまいましたが、
    「朕は国家なり、国家は朕なり」
    この言葉の通り、天皇家は国民と共に或るのだと思う。

  • 宮中某大事件は、この作品では、密かに裕仁親王が山県有朋を呼びつけ、サシで会談し、決着をつけたという見立て。そして原敬首相は、殿下はもっと広い世界を見るべきだと外遊を勧め、父たる大正天皇も背中を押したため、世界へ、と。杉浦重剛の倫理は使わなければ意味がない、という姿勢が印象に。

全4件中 1 - 4件を表示

能條純一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×