日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか (講談社+α文庫) [Kindle]
- 講談社 (2019年2月22日発売)
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感想・レビュー・書評
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沖縄の米軍基地問題や原発について、政治家の発言を聞いていると、「なんじゃ、そりゃ?」と思われるおかしなものが多々ある。その理由が本書を読むことでスッキリと解決される。しかし、その理由が解決されたからといって、これらの問題は現状のままでよいはずはない。「じゃあ、どうやって解決するの?」。それは、米国によって作成された憲法をもう一度日本の現状に即した内容の平和憲法に、日本人自らが作り変えることなのだという。そして、日本から米軍に出ていってもらうのだ。フィリピンで出来たことが日本で出来ないことはない。ドイツのように、戦後70年をかけなくてもそれが出来るんだ。ただ問題は、米軍の駐留を願ったのは、戦後共産主義体制になって権力を奪われる支配者層、つまり今の権力中枢にいる人達なのだ。そんなことを考えると暗澹んたる気持ちにさせられるというのが、読後の正直な感想である。
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