- Amazon.co.jp ・雑誌 (83ページ)
- / ISBN・EAN: 4910075110695
感想・レビュー・書評
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「好きこそものの上手なれ」といいますが、いつから英語をする?!ということよりも、楽しいが先にあっての英語、だよな、と思いました。
自分がしたいことのために英語が必要なら、親が勉強しろなんて言わなくても、子どもがいくつになっても英語は習得できます。
家にピアノがあっても、本人が弾かなければ上達しないように、英語も英語教室にいくら通わせたり通信教育をしても、本人に学ぶ意欲がなければ、なんにもなりません。
英語ではありませんが、大学時代から知った言語を大学の四年で習得し、読み書きどころかその言語を日常つかって仕事をしている人がいます。
その人を見ていると、やっぱり、いつ習うかよりも本人が学びたいかどうかだよな~と思ってしまうのです。
英語をいつから習わせる?なんて悩むよりも、知らないことを知る楽しさ、自分で考える楽しさを子どもに伝えていくことが、親の役目なんだな、と思いました。
母の友を読むのはこれで二冊目ですが、「この方法で学ぶのがいい!」とか「○歳から学ぶのが正解!」とか、考えを押しつけてこないところが、好きです。
じっくり自分の考えもまとめながら読めるので、子どもが寝たあとの母の読書タイムに、最適な雑誌だな、とおもいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特集:英語どうする?
寺沢拓敬、今井むつみ、トニー・ラズロ&小栗左多里への取材で、地に足のついた煽らない内容がとてもよかった。とくに今井むつみさんのお話、日本で生まれ育った外国ルーツの子どもの学校での困難の例から日本語を母語とする子どもでも直面しうる「九歳の壁」について説明して、言語習得にいちばん大事なのは読書、そして幼児期の言葉のシャワーや親子の会話の中で語彙を学び言語で思考する力をつけることだというメッセージは重要。特集本体や取材に言及した編集後記などを見ても、「ダブルリミテッド」「シングルリミテッド」といった専門語こそ使っていないけれど、言語を問わずこどもが必要な言語能力を得られることを第一に尊重している姿勢が感じられ、子を持つ親や保育・教育関係者、なるべく多くの人に届いてほしいと思った。