60分でわかる! SDGs 超入門 [Kindle]

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  • 技術評論社
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感想・レビュー・書評

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  • SDGsの入門書として読みやすかった。
    名前は聞いたことあるが、深く内容は知らなかったので勉強になりました。

    対応しなくても法的に罰せらることはないが、
    対応しないと地球規模でも会社的にもデメリットがあるという内容は衝撃的だった。エシカル消費はまず意識したいです。

    なんとなくずっと続いていきそうなことは基本的にないのだと、つくづく考えさせられた。

  • なぜかは忘れましたが、読むのを止めました。

  • 役に立った

  •  最近なにかと注目されている「SDGs」。「なんか環境とか貧困とか人権問題を良くしていこうぜ?」的な活動なんだろうなと、漠然と理解していた。一体SDGsはなんなのか?を理解するため本書を読んだ。
     するとSDGsは今後の世界に関わる、そして自分達にも無関係ではない、すっごい活動だということが分かった。

    〇なぜSDGsは注目されるのか?

    SDGsとは?
     SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のこと。
     国連で採択された国際目標で、全世界で達成を目指すのがSDGs。貧困、気候変動、人種やジェンダーの差別。こうした問題を解決するために「誰ひとり取り残さない」という共通理念のもと、SDGsでは17の目標と、それを達成するための169のターゲットを設定している。

    そもそも「持続可能な開発」とはどいういうこと?
     国連の定義では「将来の世代のニーズに応える能力を損ねることなく、現在の世代のニーズを満たす開発」
     達成には3つの調和が求められている
    1. 経済開発
     経済活動を通じて富や価値を生み出していくこと
    2. 社会的包摂(ほうせつ)
     社会的に弱い立場の人も含め、一人ひとりの人権を尊重すること
    3. 環境保護
     環境を守っていくこと

    なぜSDGsに取り組まなければいけないのか
     企業、国、個人が野放図に振る舞えば、世界はもたない。地球はすでにいくつかの点で限界に達している。「自分たちさえよければいい」では、結果的に自らの首を絞めることになる。私たちと地球を守るために達成しなければいけない国際公約。

    〇企業が取り組むべき理由とビジネスチャンスのある領域は?

    社会の変化で変わってきた企業に求められること
     SDGsに取り組まなければ、時代の要請に応えていないと見られる。「SDGsへの関与」と「企業の持続可能性」は、今後よりいっそう密接な相関性を持つようになる。

    年間12兆ドルの経済価値を生むとされるSDGsの経済効果
     SDGsは2030年までに莫大な経済効果と雇用を生む。
     実体経済の60%を占める「食料と農業」「都市」「エネルギーと材料」「健康と福祉」で、2030年までに「企業がSDGsを達成することによって年間12兆ドルの経済効果がもらされ、最大3億8,000万件以上の雇用が創出される可能性がある」

    SDGsとビジネスチャンスが連動する60の領域
     経済、環境、社会の持続的発展に寄与するビジネス機会になる。「食料と農業」「都市」「エネルギーと材料」「健康と福祉」の4分野、60の領域でビジネスチャンスがある。これらの領域で革新的な技術やアイディアを持つ企業は、SDGsに貢献できるうえ、さらなる市場拡大が期待できる。

    〇ESG投資

    責任投資原則(PRI)を理解する
     機関投資家にESG投資を促すことになったPRIがある。
     国連が機関投資家に対して、責任投資原則(PRI:Principles for Responsible Investment)を発表した。投資を行う際に、環境(E:Enviroment)、社会(S:Social)、企業統治(G:Governance)の3つの要素、いわゆるESGを投資対象の決定に取り込むことを求めた。
     PRIに法的拘束力はないが、機関投資家に持続可能な社会に貢献する企業に投資することを促したことで、投資対象の企業はESGの配慮に積極的になってきた。

    世界の投資家から注目を集める「ESG投資」とは?
     投資対象を選定する際、「財務情報」に加え「非財務情報」も重視されるようになった。この「非財務情報」であるESGを考慮する投資を「ESG投資」という。
     E(環境)は、地球温暖化対策など。S(社会)は、ジェンダー平等や児童労働禁止など。G(企業統治)はコンプライアンスなどがその要素として挙げられる。
     ESGに配慮しない企業は、年を追うごとに機関投資家から投資対象として選定されなくなっている。

    〇経営とリンクさせるツールSDGs Compass

     SDG Compassとは、SDGsを進めるその道しるべになるように開発したツール。
    ステップ1 SDGsを理解する
     まずは、企業内でSDGsの各目標やターゲットを理解し、世界的な動向についても情報を集める。

    ステップ2 優先課題を決定する
     バリューチェーン全般を通じて事業活動がSDGsに及ぼすプラスとマイナスの影響を把握して、SDGsの優先課題を絞り込む

    ステップ3 目標を設定する
     目標を設定して、具体的なアクションを考える。

    ステップ4 経営へ統合する
     SDGsに対する取り組みが事業全体に持続可能性を持ちうるようにしていく

    ステップ5 報告とコミュニケーションを行う
     目標や経営方針を決めたら、外部に報告・コミュニケーションを行う。関係者と協働することが大きなポイントになる

     ステップ2~5をくり返しながら、企業活動をブラッシュアップしていく。


     SDGsはこれから世界で目指していくべき目標。そのどれもが自分に関係のあるものになっている。自分がなにもしなくても、国や企業がそれに向かって活動することで、自分の生活のなかでなにかしら影響がでてくるもの。無関係ではいられないと分かった。どうせならSDGsとは何か?を理解して協力していこうと思った。

  • 題名の通りSDGsの超入門書。
    もし、新聞やニュースを読んでいる人であればあまり勉強にはならない。
    本当にSDGsって何?聞いたことない。というレベルの人にはお勧め!

  • SDGsに関するハンドブックのような感じでした。
    コンパクトにまとまっていて入門書としては最適だと思います。

  • ■キーワード
    ・インサイドアウト、アウトサイドイン
    ・フォアキャスティング、バックキャスティング

  • 合間の他国のSDGs事情や、後半の会社の取り組みが面白い。

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