- Amazon.co.jp ・電子書籍 (254ページ)
感想・レビュー・書評
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話を聞いた者は皆呪い殺されてしまう、とてもとても恐ろしい怪談。温泉旅館でその怪談を耳にした3人の学生は、長い黒髪で目が異様に大きな女の幽霊に次々殺されてしまう。その女から目を逸らすと両目を破裂させられ、たちまち死んでしまうのだ。怪談はネット上に拡散し、呪いの被害は徐々に広がっていく。
身の毛もよだつホラー話だが、短編向きのネタを強引に長編化した感が否めないな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで徹底してホラーを避けてきたというのに、まさか作者読みでひっかかってしまうとは。ホラーは克服したいと思いつつもやっぱり苦手で敬遠してきたが、大人になり神経が図太くなったからか何とか読了できた。でも、怖かった。
ホラーの王道なのかはわからないが、聞いた人が呪われてしまう怪談を知ると怪死する。冒頭からいきなり強烈な死のシーンに戦慄。対処法はわずかながらあれども、実行にはなかなかの精神力を要する上、成功してもまたやって来る可能性があるとなると…。最後まで読むと、冬美が「夫さえあの場所にいなければ」と思ったくだりの意味がわかる。 -
怖かったー!怖かったよー!軽い気持ちで読み始めたけど、この手のホラーは苦手。小説のリングの怖さ。リングはビデオを見なきゃ良いけど、これは読んじゃってるし…。怖いよー!
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「リング」や「螺旋」っぽさのあるホラー小説で良かった。
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肝心のシライサンの描写が大雑把で想像力を掻き立てられるような恐怖感がまったくなかった・・
話で伝染するっていうのがリングと似通ってて、2020年の小説にしては捻りがなくて古典的。
最初から映画化を狙ったような台詞回し、ご都合主義な作風も鼻について自分には合わずとてもつまらなかったです。
「夏と花火と〜」は面白かった記憶があるのになぁ -
ある話を聞くと3日後に死ぬ呪い、というありがちなホラーですが、結構怖いし、内容も引き込まれ、読むのが止まらない。
で、オチは「え?終わり?」という感じです。解決しない。助かったのか、助からなかったのか。評価はわかれそう。
え、その子だれ? え、どういうこと?と数分考えて、あ、そういうことか、と……。
明確に記載されていないので、立ち止まって考えないとオチに気づけないオチというのがまた面白くて自分は好きです。
かなり考察できる余地がある終わりです。
伏線回収が下手で……とかではなく、意図的にそういう終わりになっています。この人のこのセリフはこういう意味?いやこういう意味かな?結局はこういうことだったんじゃ?いやいや、そうではないかと……など、解釈がいくつもできる。読みお終わった後、誰かと話し合いたくなる。