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感想・レビュー・書評
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挑戦者の覚悟とクイーンの誇り★★★★★
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1戦目
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第一試合。詩暢、新、勝利。第二試合開始。
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始まった決定戦。第二試合の読手がキョコタン、次巻が気になる。
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今回はこれまでの巻で感じていたことが「あれ?実は違ったかも」なエピソードが複数あって、でもそれが違っていてよかったな安心感がありました。
ひとつは千早と千歳の姉妹関係。
これまで千早と姉・千歳って仲がいいのかそうじゃないのかがよくわからなかったけれど、千歳が妹・千早に対してお姉ちゃんな愛情を持っていたんだなということがわかるエピソードがあって、泣けました。
もうひとつは詩暢ちゃんが本人が思うより孤独ではないこと。YouTubeスタッフや詩暢ちゃんに憧れる人も登場して、「詩暢ちゃん、一人じゃないやん」と声かけたくなるようなエピソードも嬉しい。
「君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に雪はふりつつ」百人一首でも気軽に聞き流していた歌でしたが、実はかなり切ない恋歌ということが今回あらためてわかり、好きな歌になりました。
ああまだ言いたいことが。
今回最も刺さったセリフ
千早「挑戦者の覚悟が足りない」
最近、受験を意識し始めた長男によく言うことが「本当に行きたい学校に行きたいなら、なりふりかまわずチャンスをつかめ」なのですが、なりふり構わないぐらいの覚悟がほしい、と長男に対して思う今日この頃。。。