言語化力 言葉にできれば人生は変わる [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • -言葉が持つ最大の機能:「共感」「速度」
    ・「保育園落ちた日本死ね」は、保育園に落ちたというファクトと、「日本」という建前だらけの大きい敵―社会に対する怒りの巨大さが凝縮されている。
    ★一般の人の人生そのものから溢れ出た魂の言葉、真実むき出しの言葉だからこそ持つ力がある。

    -言葉=社会や自分の環境を変えるための「コスパのいい手段」
    ・「はじめに言葉があった」(ヨハネ福音書)。
    ・「イクメン」という言葉ができ、父親の育児参加が促進、「おひとりさま」という言葉ができ、孤食市場が拡大。⇒「言葉一発」の時代。
    ・自分自身の人生から生まれ出てくる自分の言葉、本当の言葉に意味がある。

    -「LIFE is Contents」
    笑われること、転ぶこと、負けること、間違えること…⇒ネタ、武器、財産に。
    ・相手が知らない情報を持ち歩くという工夫
    ・どちらに進むべきかを決めて、断言できる人間が強い。

  • 書店で平積み+flierで紹介されていて興味持ち、購入。
    どんどん言葉にすることの大切さ、使う言葉により相手との関係が変わってくるということについては、確かにそうだと感じながら読んでいた。

    内容として良いことが取り上げられているが、ページを読むのが止められないということには、以下の点からとてもなれなかった。
    例えば最初に著者が取り上げた言葉にある。この言葉を自分が当時受け入れ難かったこともあり、それが何度も(最初だけと思ったら途中にも)出てくることに対して乗り切れなかった。
    また、後半で言葉の選び方に気をつけていると書かれているが、文中での書きぶり見ていると個人的な感覚だがとてもそうは思い切れない表現があり、どうにも気になってしまった。

  • 多分僕は、この著者とは仲良くしてもらえない。仲間に入れてもらえない。こちらも躊躇う。
    そういう自分とは違う華やかな世界の著者だからこそ、とても大事なものを教えてもらったと思う。
    言葉の力を再認識し、著者には絶対かなわないなぁと思いつつ、踏み出す勇気とスキルをもらえました。

  • 新型コロナの影響で1日のスケジュールが歯抜け状態。次の会議までの時間を急ぎの仕事がない時は車内で読書することになり、普段満足に出来ない読書の時間がとれて嬉しくもある。で、選んだのは仕事仲間の何人かも読んでいたのでこの一冊。伝えたい企画や意見が頭にあったとしてそれをうまく言語化できない歯痒さはある種のコンプレックスでもあるが、自分に出来るか否かという根本的な問題は置いといて、言語化することに秀でてる人の方法論が知れて実に面白かった。言語能力や思考って解像度なんだよな。関係ないが、テレビの現場で使われる言葉が最近変わってきたよなぁ。

  • 仕事でもSNSでも、自分の考えや言いたいことを伝える際に、表現の仕方によってずいぶん、相手の反応が違うものだなあと感じています。
    そして、自分が言いたいことを表現するのはなかなか難しいものだと、悔しく思うこともあります。
     
    この本の著者は、これまで複数の話題を提供してきたという、クリエイティブディレクター。
    序章で著者は、幼少期に、辛い境遇を言葉の力で乗り越えた経験を、紹介しています。
    その上で、本書は4つの章で構成されています。

    第1章は、自分の言葉を生み出す技術について。
    特に、世の中に対する自分のスタンスを決めておく、ということは、意識してやっていきたいと思います。

    第2章は、印象に残る言葉の、生み出し方について。
    ありきたりの一般論、感想を言うくらいなら、一部を切り出して、自分なりの経験や意見を、言うように心がけます。

    第3章は、どうやって、言葉で人を動かすか、について。
    自分が使う言葉一つ一つについて、なぜその言葉を使うのか、もっとふさわしい言葉はないのか、考える癖をつけたいと思いました。

    第4章は、ことばで未来を示せ、という内容。
    自ら、そして自分の周りの未来は、自分で創る。
    その強力な手段として、言葉があることを教えてもらいました。

    全体を通して感じたのは、タイトルそのものになってしまいますが、「言葉には力がある」ということ。

    相手や第三者に対して、というよりも、自分に対して、より大きな力を発揮する。
    苦しい経験を複数回、言葉の力で乗り越えてきた著者の語りには、説得力を感じました。

    自分の原動力となる言葉を、どれだけ持てるか、使えるか。
    意識して実践していきたいと思います。

  • この本は名言が多く引用されている。
    私自身最近本を読み始めたので1つ1つの名言が新鮮で非常にためになるものばかりだった。
    本書の内容は言語化よりも名言や思考について語られていることが多かったため、
    望んでいた内容と違うと感じる方も中にはいるかもしれないが、私は学ぶことも多く大変楽しめたので今後の学びの糧とするには非常に良いと感じた。

    私に一番響いた名言は「Life is Contents」。
    辛いことも人生を盛り立てる経験の1つだと思えれば、今よりももっと良い方向に
    人生を過ごせる気がする。
    もう一度読み返したいと思える一冊でした。

  • 発言するに至っての心構えと言葉の選び方、そして言葉を選ぶためのスキル(言語化力)向上の指南書。
    筆者が感銘を受けた言葉をピックアップしながら、わかりやすくまとめられている。

    発言に自信のない人。
    つまらないと思われるんじゃないか?
    論点ずれてると思われるんじゃないか?
    =こいつ何いってんだ?が気になる人。
    はい、私です。
    でも会議に呼ばれてるって時点で、あなたの意見を求められてるってことなの、発言していいかどうかじゃなくて、発言してほしいってこと。発言権は全員に等しくある。

    言葉をスムーズに紡いでいくには、自分のスタンスをしっかり持つこと。自分の意見は自分で決める。スタンスでおのずと決まる。人の顔色を見て決めるものじゃない。

    私は喋りに自信がなく、ザ・支離滅裂と自覚している。
    そんな中、姉が薦めてくれたので読んでみた。
    私みたいになんかうまく言葉にできないな。喋っても刺さってないな。ピンとこないな。そんな人にぜひ読んでみてほしい。読んだあとは、迷ってないでまずはどんどん言葉にしよう!

  • とある就活のセミナーでこれだけは読んどけ!と紹介された本。
    結論から言うと読んで損はない。
    言葉のテクニックを知ることができるだけではなく、自分の人生を言葉によってどう切り開いていくのかというところまで触れられている。

    言葉に囚われるのではなく、積極的に言葉を工夫して使っていくことで自分自身を大きく変えられるという著者のメッセージにとても勇気付けられた。

    就活や大学の発表が迫ってきて憂鬱になることが多いが、見方を変えて頑張ってみようと思った。

  • あとがきを先に読ませていただきました。
    三浦さんが何度か絶望しながらも、自分の過去の経験をコンテンツ化し、ネタとして捉え意味付けし前に進んできた事実が、今まで読んできた心理学や哲学のどの言葉よりも一番自分に刺さりました。本を通してですが、三浦さんという人生の先輩にお会いできてよかったです。ありがとうございました。

  • 熱く戦ってきた方の熱い言葉。
    どう思われるかを気にせず、言語化のためにまずは自分のスタンスを見つめていくところから始めようと思います。
    いろいろな引用もあり、説明がよりわかりやすかったです。
    唯一気になった所は、時々キングコング西野さんを思い出してしまうような言い方?語尾?があり、素直に受け止められない時もありましたが、関東の方は基本こんな感じなんですか?西野さんは関西人やけど、、、

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著者プロフィール

The Breakthrough Company GO 代表取締役、PR/CreativeDirector 博報堂・TBWA\HAKUHODOを経て2017年独立 『表現を作るのではなく、現象を創るのが仕事』が信条。 日本PR大賞・CampaignASIA Young Achiever of the Year・ADfest・フジサンケイグループ広告大賞・グッドデザイン賞・カンヌライオンズクリエイティビティフェスティバル ゴールド他受賞。ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS イノベーション部門グランプリ/総務大臣賞 受賞。広告やPRの領域を超えて、クリエイティブで企業や社会のあらゆる変革と挑戦を支援する。

「2020年 『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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