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感想・レビュー・書評

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  • ■ブルーピリオド:東京の歴史を題材にした博物館で、ボランティアガイドの説明に耳を傾けているうちに「知識ってすごいな」「ちゃんと見てたはずなのに全然見えてなかった気さえする」と驚嘆する八虎/(歌舞伎はもともとダンスがメインの舞台だったのが人気が出て、エッチよりになって幕府の命令で成人男性だけでやる野郎歌舞伎が主流に。屋根の札の一枚目は主役、二枚目は主役、三枚目はお調子もの役の名前が書かれてますが、現代でも使う二枚目はここからきてます。浮世絵の「美人画」はグラビア、「役者画」は今でいうジャニーズのブロマイド。歌舞伎役者は当時のファッションリーダー、今でも芸能人が着た服が流行したりしますよね) ■波よ聞いてくれ:大地震編。ああ、地震の夜に、ミナレさんみたいなパーソナリティがいたら、ものすごく気がまぎれたのに、と思った。ちなみに地震の時○天オーネットの写真検索で嫁探しをしてたんですが、凄くタイプの子がみつ方途端に電気落ちちゃったんですよね、残念無念です、てメッセージ読み上げて、どうでもよすぎて膝にきたわ、さっさと避難所に行け!!て、さすがのミナレ節。■ワンダンス:恩ちゃんとのダンスバトルに駆り出されたカボ。その音楽を読んで自分なりの解釈に落とし込んだ踊りは、結局バトルには破れたとしても、周囲を驚嘆させ。湾田さんに、ダンサーとしてリスペクトするし、君とならどこまででもいけそうと、言われ。■フラジャイル:患者を治してしまえばそれで終わりだ、患者を治す薬は儲からない、と糖尿病、認知症の新薬開発のみに舵を切った製薬会社トップ。金を稼ぐだけなら正解だがそれでは治療は成り立たない。世界中の誰よりも先に人の身体に起こる難問を解決してみせると心が躍る。それをスーツの連中が金に変えてるだけ。だが金のそばにいる経営者はそれを自分で稼いだと誤解する傲慢。昔と比べて新薬が生まれづらくなったから改革だと、わかっちゃいない、そうなった本当の理由は、一流研究者の心を躍らせられなくなったからだ、と(十王寺)■大上さんだだ漏れです:単行本では、連載時に未掲載の後日談も収録と広告あり。読んでみたい。

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著者プロフィール

1985年5月20日生まれ。北海道札幌市出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業。2010年アフタヌーン四季賞にて『鷹の台フリークス』で佳作、2011年同賞にて『ミミクリ』で準入選を受賞。2013年から2015年まで「good!アフタヌーン」誌上で『とっかぶ』を連載。

「2019年 『空挺ドラゴンズ(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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