たなかさんの感想
2020年9月9日
[ふゆ side] シリーズの前の話で当て馬役だった律が、この話では直矢にめちゃくちゃ甘やかされていて、いいぞいいぞー、と思った。途中で直矢の家族が出てくるのだけど、そこでの愛情の向き方のありようが、真っ直ぐに愛情を向ける直矢の核をつくってきたのかなと。家族であることではなく、家族になるということにずっと向き合ってきて笑い合えるというのは、向き合うことができる力がそこにあったからなのかなと。 律の失恋や過去についても触れられていて、そうだよね、それは全部そんなに軽いことではなかったよねと。今の律がしっかり仕事をこなしながら、愛情をふんだんに向けてくる律と出会えたのは、とてもよかったなぁと、ほっとする話でした。