マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク―――仕事のスピードと質を上げる最強ツール (三笠書房 電子書籍) [Kindle]

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  • 三笠書房
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  • 大嶋祥誉さんのフレームワーク手法を中心としたビジネス本。
    最近読んだ中ではわかりやすく、見かけたら購入しようかとら思います。

    今回の気づき
    ・考えなくてはいけないことはフレームワークである程度条件付けした方がアイディアが出やすい。
    ・問題解決のためのフレームワーク
    →空(事実)、雨(解釈)、傘(解決策)
    情報収集のためのインタビューの際は5w1hで深掘りする
    ・課題を追求する際
    so what(だから何?)
    why so(それはなぜ?)
    →具体策を提案できるまで掘り下げる

  • 「コンサル1年目が学ぶこと」よりは踏み込んだ内容だし理屈もきちんと説明していた。
    ただこの手の本にありがちな「出す例が陳腐で『そんなトントン拍子に行く訳ないだろ』という感想に陥る」点は変わらず。むしろこれを実践に移すことでこういう例にできるように落とし込んでいくのが正しい使い方なのか?そこまでうまくいく?
    フレームワーク自体は重要だけど結局扱いがわかっていない人には逆効果になりかねず、「試行錯誤しながら数こなしていくしかないよね」という最終的な結論には首肯した。1冊1冊に頼るんじゃなくもっとこういう本読みまくって実践しろということなんだろうな…。

  • 大学1年生くらいが論理的思考の最初に読むくらいの入門書。
    大学1年生だとビジネスがぴんと来ないので、就活生の最初くらい?いずれにせよそれくらいの入門書。

  • 以下読書メモ


    マッキンゼーで叩き込まれた超速フレームワーク
     
    ■フレームワーク思考を身につける主なメリット
    ・1.分析・検証の精度が上がる
    ・2.意思決定が迅速になる
    ・3.論理的に伝えられるようになる
     
    ■フレームワークは「分解」「流れ」「対比」の3種類
    ・タイプ1:「要素を分解する」フレームワーク
    ┗例:ロジックツリー
    ・タイプ2:「流れを見る」フレームワーク
    ┗例:PDCAサイクル
    ・タイプ3:「対比する」フレームワーク
    ┗例:2軸マトリクス
     
    ■「事実」と「解釈」と「解決策」をセットで考える
    ●空・雨・傘
    ・空:事実はどうか?

    ・雨:その事実から、どのように解釈するか?

    ・傘:どのように解決策を立案し、問題を解決すればいいか?
     
    ■改善のヒントは現場にある
    ・現在の状況を正確に把握できなければ、原因究明も、改善策も立てられない。
    ・営業現場で何が起きているかを知らないと、確度の高い仮説も有効な解決策も導き出すことはできない。
    ●筋の良い仮説が、問題解決の成否を決める
    ・「空・雨・傘」を使うと、段取りが良くなり、思考のスピードも上がる。
    ・また、相手を説得するのも楽になり、「質×スピード」を兼ね備えた仕事ができるようになる。
    ・そのためには、現場に足を運んで得る「生」の情報と、そこから適切に解釈して解決策を導き出すことがとても大事。
    ・ユーザビリティ研究の第一人者であるヤコブ・ニールセン博士の分析によると、3人のユーザーにテストを行えば、解決すべき課題の約70%を見つけることができ、5人だと約85%は見つけられる、ということが分かっている。同様にヒアリングも、最低3〜5人に行えば、必要な情報を得ることができる。
    ●5W1Hで本質に迫る
    ・インタビューの時に5W1Hで聞くことで適切な問いとなる。
     
    ■真の課題をあぶり出す「So What」「Why So?」
    ●「因果関係」と「相関関係」の違い
    ・問題解決で必要なのは、ある現象の解釈について、「本当に、そうなのか?」と疑うこと。
    ・創造的かつ論理的に「真の問題」をあぶり出さないといけない。そして「イシュー」を特定する必要がある。
    ・「イシューを特定する」場合は、「何を考えるべきか?」「相手の関心ごとは何か?」を熟考し、「考え、論じる目的」を押さえる必要がある。
    ・もしイシューの特定が見当はずれだったとしたら、どんなに精緻に論理を組み立てても意味がない。
    ・そのため、イシューを特定する際は、物事の「因果関係」を見極めることが大切。
     
    ■原因と結果を明らかにすれば解決策が見えてくる
    ・「So What(だから、何?)」は、ある現象が起きた際、そのことが起きたために、どんな結果になったかを問うもの。
    ・「Why So?(それは、なぜ?)」は、ある現象が起きた際、そのことが起きた原因は何だったかを問うもの。
    ・このようにして原因と結果を明らかにすることで、解決策が見えてくる。
    ・「So What」「Why So?」という因果関係を意識することで、格段に思考がシャープになり、問題解決のスピードもアップする。
    ・マッキンゼーのフレームワークで最もよく覚えているものは?とマッキンゼー出身者に聞けば、おそらく100人中100人が「So What(だから、何?)」を挙げる。
    ・「その問いは本物であるかどうか」を見極める習慣をつけておく。
    ・具体策に落とし込めるまで、問いを掘り下げる。
     
    ■問題解決策を体系的に検討する「ロジックツリー」
    ●問題が解決しないのは、背景や構造が明らかになっていないから
    ●大きな問題を小さな要素に分解する
    ・注意1:漏れなく・ダブりなく分解すること
    ・注意2:ファクト(事実)ベースで分析すること
    ・フレームワークを使用する際にその土台となるのは、「意見」ではなく、あくまで「事実」。当然、ロジックツリーも事実から出発しなければならない。
    ・注意3:重要度の低いことは深く掘り下げない
    ●「重要度」「緊急度」「拡大傾向」の3つの視点で優先順位を決める
    ●最も本質的で解決のインパクトがある課題は何か?
    ・「何が最も重要な課題か」という「イシュー」を決めること。
    ・イシューを決めるとは、言い換えれば「仮説」を立てること。
    ・その時点での「仮説」として、最も重要なイシューを設定し、それが正しいか間違っているかを検証するところからスタートすれば良い。
    ・最も重要な課題とは、「最も本質的で解決のインパクトがありそうな課題」と言い換えることができる。
     
    ■差別化戦略に有効な「2軸マトリクス」
    ●ヨコ軸とタテ軸で、あらゆるものを整理・分類
    ・物事をスムーズに進めていくために最も大切なことは、優先順位をつけること。何が重要で何が重要でないのか、その判断を明確にすることで、やることの順番が決まり、段取りよく進めることができる。
    ●「2軸マトリクス」で整理すれば優先順位が明確になる
    ・4象限で整理して方針を決定する。
     
    ■バリューを生み出す「ビジネスシステム」
    ●3段階に分解すると、バリューが捉えやすい(ビジネスシステム型チャートの3つの視点)
    ・1.流れ:バリューを生み出すための仕事全体の流れを俯瞰して図式化する
    ・2.括り:バリューを生み出すために必要な括り(ステップ)に分解する
    ・3.要素:括り(ステップ)の中で行う作業をピックアップする

  • なぜなぜ分析!

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著者プロフィール

エグゼクティブコーチ/作家/TM瞑想教師、センジュヒューマンデザインワークス代表取締役
米国デューク大学MBA取得。シカゴ大学大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアットなどの外資系コンサルティング会社を経て独立。現在、経営者やビジネスリーダーを対象にエグゼクティブコーチング、ビジネススキル研修のほか、人材開発コンサルティングを行う。また、TM瞑想や生産性を上げる効果的な休息法なども指導。
著書に『マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク』(三笠書房)、『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』(SBクリエイティブ)など多数。自分らしい働き方を探究するオンラインコミュニティ『ギフト』主催。

「2023年 『マッキンゼーで叩き込まれた超速仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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