- Amazon.co.jp ・電子書籍 (258ページ)
感想・レビュー・書評
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圧倒的な才能の開花をどう守るか。
この点に注目して読んだ。
ノンフィクションらしく、大人達の「守る加減」の葛藤が垣間見えて、共感できたし、リアリティを感じた。
圧倒的な才能は周囲の技能も引き上げる(考え方や指導感、おそらくノウハウも)ことがわかる。どちらかといえばこちら側の大人たちの守るための闘い、創意工夫の方が再現性があり、私たちの学びとなる。
例えば再現性があるものとして「日ハム入団獲得に向けた訪問」だと思う。
大切なのは熱意を伝えることだが、熱意とはパッションだけではなく、ロジックも必要で、そのバランスの加減。最終的に相手が判断することまではコントロールできないが、想いを伝えるコツのようなものは理解できた。
一方で大人達の葛藤とは別に、両親の力みのない感じ、よそ行きではない感じが良かった。何も特別なことをしていないという等身大の邂逅がリアルであり、魅力的だった。
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( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )
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大谷くんのことや、花巻東高校の佐々木監督について、スポーツライターである著者が見事な分析と適当な名言の抽出で、凡人にも役立つことをぎゅっと300ページほどに凝縮してくれている。とても面白かった。
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