道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔 (扶桑社BOOKS文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 圧倒的な才能の開花をどう守るか。
    この点に注目して読んだ。

    ノンフィクションらしく、大人達の「守る加減」の葛藤が垣間見えて、共感できたし、リアリティを感じた。
    圧倒的な才能は周囲の技能も引き上げる(考え方や指導感、おそらくノウハウも)ことがわかる。どちらかといえばこちら側の大人たちの守るための闘い、創意工夫の方が再現性があり、私たちの学びとなる。

    例えば再現性があるものとして「日ハム入団獲得に向けた訪問」だと思う。
    大切なのは熱意を伝えることだが、熱意とはパッションだけではなく、ロジックも必要で、そのバランスの加減。最終的に相手が判断することまではコントロールできないが、想いを伝えるコツのようなものは理解できた。

    一方で大人達の葛藤とは別に、両親の力みのない感じ、よそ行きではない感じが良かった。何も特別なことをしていないという等身大の邂逅がリアルであり、魅力的だった。

  • ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )

  • 大谷くんのことや、花巻東高校の佐々木監督について、スポーツライターである著者が見事な分析と適当な名言の抽出で、凡人にも役立つことをぎゅっと300ページほどに凝縮してくれている。とても面白かった。
    https://amzn.to/3yEGn5C

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著者プロフィール

北海道大学大学院文学研究院教授。1959年札幌生まれ。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。旅行代理店、民間シンクタンク、北海道立北方民族博物館(学芸員)勤務後、東北大学東北アジア研究センター助教授を経て現職。専門は博物館経営論、特にミュージアムにおいて数年かけて使命の再構築と事業評価設計のサポートを通した評価研究。主な論文、著書として「博物館における外部性と評価の今後の展開」『新訂 博物館経営論』(共編著)

「2021年 『学芸員がミュージアムを変える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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