聖女の魔力が使えません!~かわりにおいしい手料理ふるまいます~ (ベリーズ文庫) [Kindle]

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  • スターツ出版
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感想・レビュー・書評

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  • 料理家助手のいずみは聖女に転生したが、魔力が使えないため聖女をクビになってしまう。得意の手料理を作ると、おいしいと評判になり...。
    つらい思いをしたいずみに優しく接してくれる方々がいて良かった。思いやりにほっこり

  • 2020年、267ページ。
    ネット書店の評価はけっこう高い。
    なんとなく読んだような気がするが、異世界で料理という題材は珍しくないから。
    そのうち読むかもしれない。
    [追記]読了。読んだことはなかった。
    つまらないと断言するほどではなかったが、ここが良かったという点も見当たらない。
    本作のテーマは何だったのだろう。題材も物語の構造もヒロイン・ヒーローの人物像もすでにどこかで読んだものの焼き直しに過ぎないと感じた。
    また、恋愛に関しては、R15レベルの話はやはり説得力に欠ける。大人なシーンを何ページにも渡って微に入り細に入り描写しなければダメというわけではなく、ヒロイン・ヒーローの心情を描くのにR15レベルだと何がそんなに幸せなのかわからない。レベルの問題ではないかもしれないが。
    あと、この作品に限らず、異世界トリップしたヒロインは好感度の高い人物になりがちな気がするのだが、本作はその変化が突飛に感じた。トリップする前は卑屈でうじうじしてて向上心が低い女性だと感じたのに、結婚後は……。1人の人間の連続性を感じなかった。
    特段興味を引かれなければ今後ベリーズ文庫もこの作者さんの著作も再び触れることはないだろう。

  • Kindle Unlimitedにて。
    王様をあまり好きになれなかった〜…。他の人も勝手に期待して勝手にがっかりしたり…悪意を向けてきてお詫びもない感じ?なんだかなぁ…ヒーローとヒーローの家の方達はいい人でよかった…!

  • Kindle版読了。

    異世界を救う聖女として召喚されたが特別な能力を持たない事で役立たずの聖女認定された元料理アシスタントの26歳ヒロインと、ヒロインと結婚する事になった無口で硬派な36歳騎士団長ヒーローとのファンタジーラブコメディです。

    異世界トリップした先で、ヒロインが料理するお話です。

    面白かったです!
    挿絵がないのが残念でした。

    ヒロインは料理アシスタントとして働いていましたが、撮影中にスタジオの照明の落下事故が起き、気付けば謎の病気が蔓延する異世界を救う聖女として異世界に召喚されていました。
    しかし、魔法を日常茶飯事に使う異世界で、訓練してもヒロインには魔法を使えず、聖女の能力にも目覚めないまま半年でお役御免となり、王城から追い払われるように騎士団長ヒーローに降嫁する事になります。

    …異世界を救う聖女として召喚されたのに役立たずの聖女認定される設定と、お払い箱のように独身騎士団長の元に降嫁する展開が、別作家さんの『残り物には福がある』と重なりました。

    小柄な平均的日本人体型のヒロインと大柄な騎士ヒーローの体格差カップルでもあります。

    しかし、育ての親だったという前聖女とヒロインを何かと比べるマザコンの国王がひどいと思いましたが、それもヒーローを引き立てる為だと思えば許せてきます(笑)。

    ヒーロー視点あります。
    初めはヒロインを不憫に思い、同情心から結婚したヒーローでしたが、一緒に過ごす内にヒロインの優しさや素直さ、健気で料理上手な所に惹かれていきます。
    頻繁にヒーロー視点があるので、心情の変化が分かりやすくて良かったです。

    ヒーローと結婚して住み始めた屋敷の使用人達も良い人達ばかりなので、王城内では禁止されていた料理も作れるようになり、ヒロインは少しずつ自信を取り戻していきます。
    美味しい料理で、ヒーローの胃袋をがっつり掴んでいきます(笑)。

    怪我をしたヒーローの食事を作るついでに騎士団の食堂メニューもヒロインが携わるようになると、騎士達が疲れにくい体質に改善され、訓練も捗るようになります。

    初Hは互いに想いを伝え合い両想いになってからで、曖昧な少女小説描写の朝チュン展開でした。

    異世界の王都を中心にして蔓延している謎の病気の症状が、かつての船乗り達に良く見られた壊血病に似ていると思ったら、ずばりその通りでした。
    ヒロインは料理で異世界を救う聖女でした。

    ヒロインが聖女として神殿に召喚される前に戦場で助けた若い騎士は、やはりヒーローでした。
    当時18歳だったヒーローは、天から聞こえた聖女の声を前聖女だと勘違いしていたようで、ずっと想い続けてきた聖女がヒロインだったというのが運命的な出会いでロマンチックでした。

    番外編は2本収録されていました。
    1つ目は、亡き前聖女について夫である元宰相が回想する話でした。
    2つ目は本編後の主役カップルの話で、ドレスを贈られたヒロインがヒーローにお返しを考えるというもので、最後はいちゃラブで終わってました。

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