内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書) [Kindle]

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  • どんな生き物にも外向型と内向型があるらしい。
    それは生存戦略で、どっちも必要だからだ。

    私は内向型人間で、小さい頃から生きづらさを感じてきた。世の中は外向型こそ良いという風潮で、小学校の頃は、昼休みに教室で一人過ごしていると、先生になぜ、外に出てみんなと遊ばないのか?と言われ、放っておいてくれないかと思った。

    外向型にも内向型にもそれぞれ良さがある。
    すばやく行動した方がいいとき。じっくり考えてから行動した方がいいとき。積極的に発言をしたほうがいいとき。落ち着いて話をしたほうがいいとき。

    現代はネット社会で、内向型がだいぶ生きやすくなってきたと思う。
    内向型なのに無理して外向型のように振る舞おうとし、そちら側が求められると、本来の性格からかけ離れてしまい、病気になってしまう。
    自分らしく、内向型を活かした生き方をしたい。


  • 内向型人間の特徴が書かれた本。読み進めているうちに自分が「外向型」「内向型」の両方を持ち合わせていること、どちらも良い悪いがないことがわかって良かった。

  • 自分を省みて、社会と付き合うメンタルを整えるために、有益な観点を与えてくれた。

  • 社交的で人を引っ張る、外向型の人間を理想とする人は多い。だが、数々の偉業は、内向型の人間が成し遂げた。自身も物静かだという著者が、内向型の強み、外向型との違いを説いた書籍。

    内向性は、現在では二流の性格特性とみなされている。だが、創造性に富んだ人々の多くは内向型だ。その理由の1つとして、内向型は単独作業を好み、孤独は革新の触媒となりうる、ということが挙げられる。

    孤独が創造性のカギなら、企業は従業員にプライバシーと自主性を与えるのが望ましい。だが、多くの企業は、チームワークを優先する「新集団思考」を重視し、オフィスは、オープンなつくりで、プライバシーはほとんどない。

    チームワークやオープンオフィスを重視する傾向を強めたのは、ワールドワイドウェブ(WWW)だ。ネット上での共同作業の産物であるウィキペディアなどは、協働という考えを魅力的なものにし、人々は集団の知恵を尊敬するようになった。

    研究によれば、オープンオフィスは働く人の気分を敵対的にし、意欲を奪う。また、一度に複数の仕事をこなすと、生産性が低下し、ミスが増える。多くの内向型が、このことを本能的に知っていて、一部屋に大勢で閉じ込められるのを嫌う。

    集団で、自由にアイデアを発表し合うブレインストーミングは、すぐれたアイデアをもたらすとされる。だが、実際には集団が大きくなるほど、アイデアは質・量ともに低下する。

    外向型と内向型は、脳の反応が異なる。外向型は、報酬を求める脳の反応が敏感で、目標の追求と達成に対して、格別な「熱狂」を抱く。内向型は簡単には熱狂しない。行動する前に考えて、時間をかけて問題解決に取り組み、正確に作業する。

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著者プロフィール

プリンストン大学卒業、ハーバード大学ロースクール修了。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。『ニューヨーク・タイムズ』『ウォールストリート・ジャーナル』紙、『アトランティック』誌などに寄稿するほか、企業や大学などでコミュニケーション・交渉術の講師を務める。TED2012の”The power of introverts”と題された講演は2500万回以上インターネットで視聴され、ビル・ゲイツお気に入りの講演の一つとして紹介されている。本書は1作目の著書で、すでに40言語に翻訳され、アメリカでミリオンセラーとなった。

「2020年 『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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