圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100 [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  •  本書はビジネス書という狭いジャンルには収まりきらないほど幅広い範囲を網羅している一冊となっています。
     私はよくレビューの際に1冊で2度美味しいと表現しますが、本書は1冊で4度も5度も美味しいものとなっています。

     第1章ではイライラしない方法や、問題の解決方が紹介されています。2章は管理に焦点をあて、3章は情報収集とここまではビジネス向けのコツが挙げられています。


     本書の魅力はここからです。4章からはお金の活用や片付け方、料理についてなどまるで異なる領域の知識も得ることができます。
     私の場合ビジネスやお金については興味があるので、知っている知識も多いつもりですが、料理やヘルス面についてはこれまで本を読むほどの興味がなく、知識がたくさん増えました。
     本書を読むことで、料理やヘルスについての興味が湧き、今後これらのジャンルの本を読んでみようと思えるようになりました。



     総括として、本書は様々なジャンルの知識を得ることができ、さらにこれまで興味がなかったジャンルを知ることができ、新たな興味を得るチャンスもあるコスパ最高の一冊です。

  • 2020年末が近づき、考えるべきは来年のオリンピックじゃなくて、コロナ禍が落ち着いたアフターコロナの時代。著者は人々の生活や社会がスローでシンプルなものに変わっていくだろうと予言、そんな時代に生活を豊かにする100のハックを紹介する。

    ジャンルは目標達成、人間関係良好化、健康維持、有効な時間活用、お金、家事のことなど。著者が興味を持ち、実際に行っていることばかりなので、効果については間違いはない。さっそく明日からマネできることばかり。

    ただ、著者にマッチしているから、自分にもマッチするのかは再考するところだろう。睡眠は8時間必要、カフェインや白米は体に悪い、ホットクックを買いましょう。なんてハックは好みが分かれるだろう。100のハックの内、ピンとくる30くらいをとりあえず、自分の人生に取り込んでみたい。

    余談だが、久しぶりに勝間本を読んだ。作家デビューして、ベストセラーを連発していた時の著者はギラギラしていて、企業や社会での上昇志向を絶賛していた。そんな彼女が、毎日1万歩を歩き、トランポリンで飛び跳ねて、3食自炊して、庶民っぽさを語る。人は変わるのだ。アフターコロナでも変わらなくては。

  • あらゆる物事を効率化する「効率化マニア」の著者が、これからの時代を快適に過ごすための100の知恵を紹介した書。問題解決・目標達成ハック!、時間管理ハック!、インプット・アウトプットハック!、お金ハック!、思考法ハック!、人間関係ハック!、片付け・料理ハック!、ヘルス・ハック!の8章構成。

    特に片付けの極意、自炊ノウハウ、こだわりのヘルスケアに力が入っている印象を受けた。

    はじめのうちは、ありきたりの内容と思って流し読みしていたが、途中からどうしてどうして、著者の徹底したこだわりに結構引き込まれた。こだわりの強さとマニアックさにはついていけない部分も多かったが、こんな生き方もあるんだ、と新鮮な驚きだった。

    著者オススメのアプリは Google Keep、スマホは iPhone よりアンドロイドそして格安SIM、洋服レンタルは airCloset、猫を飼うなら "猫の自動トイレ"、資産運用は「auカブコム証券」か「SBI証券」で「積立NISA」を開設してノーロードの「インデックス投信」(全世界株式インデックス、日本株式インデックス)を5年以上続けること又は「不動産投資信託」(日本や先進国のリートインデックス)、家を買うなら中古物件(立地がよい物件を探しやすい)、個人輸入ならアメリカのAmazon(転送サービス「OPAS」の併用も)、ボードゲームは「人狼ゲーム」、水はミネラルウォーより水道水、調理器具ならヘルシオとホットクック、生鮮食品は Amazonフレッシュ、スマートウォッチはファーウェイ、ベッドマットはニトリのNスリープ等々。これらこだわりの品々やサービス、結構参考になるなあ。ヘルシオ・ホットクック、ここまで前のめりでPRしてくれたらシャープさんも大喜びだろうな。

    いい言葉だな、と思ったのは、「怠惰というのは性格でなくて、生理反応」、「人によって、どんなに努力したってできないことはできないし、努力しなくてもできることはできる」、「相手に発言に悪意が感じられる場合、ほとんどのケースでは相手に悪意はありません」、「ギブの5乗」(ペイフォワード)等。

    著者は1日平均3時間労働を実践しているとのことだが、これだけマルチに活動している著者が1日3時間って本当かいな?

    読書のコツは、「全部読もうと思わない」、「1行1行熟読しない」、「読むのではなく聞く」(歩きながら)の3つで「読書の敵は何かというと、完璧主義」だが、そもそも大体の本(恐らく実用書)は正味1割程度の内容を何倍にも膨らませている。えっ、じゃあ本書はどうなの、と思わずツッコミを入れたが、大丈夫、本書は内容盛り沢山だった。

    著者はテレビやマスメディアを見ないことで有名(特にテレビのニュースは見ない)。それは、「ニュースを流すテレビ局は視聴率を稼ぐために、悪いほうへ悪いほうへニュースにバイアスをかけて、私たちを扇動しようと」するからだという。これには頷ける。報道番組見ていてバイアス感じること多いもんなあ。

    睡眠は8時間取れ、終身型の死亡保険や医療保険は不要、オーガニック野菜も不要(無肥料無農薬でなければあまり意味なし)、ということにも納得。無肥料は「奇跡のリンゴ」だな。

  • 勝間和代の著作を、ずいぶん久しぶりに読んだ。
    読書記録を見てみると、前に読んだのは『「有名人になる」ということ』(2012年)だから、8年ぶりである。

    「おっ、この本はよさそうだ」という勘が働いて買ったのだが、予想どおり、値段以上の価値がある良書であった。

    書名のとおり、著者が実践してきたさまざまなライフハックを集めたもの。
    勝間のYou Tubeチャンネルで発信した動画のエッセンスをまとめた内容だそうだ。そのため、彼女のこれまでのおもな著作をギュッと濃縮したような内容になっている。

    知的生産の技術から、効率的な家事のコツまで。「問題解決・目標達成ハック」から、時間管理や片付けのコツまで。
    詰め込みすぎなくらい、いろんな分野のライフハックが詰め込まれている。

    100項目のライフハックの中には、やや首をかしげるものもある。また、「これは私には関係ない」と読み飛ばしてしまった項目もある。

    それでも、私にとっては全体の約3割が有益――「これは私も取り入れてみよう」と思えるものや、情報として価値があるもの――な内容だった。
    この手の本で「打率3割」なら大したものだ。

    「勝間和代の著作を何か1冊読んでみよう」と思う人は、いまならこれを読めばよい。「エッセンシャル勝間和代」ともいうべき本。

  • 【感想】
    勝間式100個の身近に役立つ方法が書かれている一冊。独身の立場のため、エアークローゼットの部分や家事については共感できなかった。しかし、メンタルについてや悪習慣などについては多くの共感を得た。今まで読んだ内容の総まとめ的な感覚でスラスラ読める。
    【アクションプラン】
    ・iPhoneユーザだが、androidについての機能も調べる。
    ・1か月使用していないものを捨て、空間や余白を作る。
    ・エアークローゼットなどモノを所有しない生活を考える。

  • 著者と同じ発達障害持ちなので、参考になることが多いかと思い読んでみた。
    頑張らなくても快適な生活設計、というのは大事だと思う。私は苦手な自炊を完全にやめた。浮いた時間で大好きな読書をしている。本当は、自炊はした方がいいらしいけど。
    利用頻度が高いものに関わるイライラは解決した方がいい、というのは実行しよう。
    目標を達成するために大事なのは、意志の力よりも環境を整えること。
    時間割引率の話はとても参考になった。できるとこから断捨離して、余裕を作ろう。
    夜ふかしは「時間の借金」、確かに。睡眠時間7~8時間を天引きして、残りの時間で家事や運動をするとなると、3時間以下の労働が理想らしいが難しいな。
    健康に関するライフハックは考えさせられた。運動は嫌いだけど、歩いてみようかな、という気にさせられた。

  • これまで著者の著書やブログはかなり読んでいるので、それほど新たな視点は得られなかったが、内容の確認と再認識できたのはよかった。海水ではなくビーカーの海水にするという問題を具体化して仮説を立てる雛形や、忘れる力を活用するという考え方はすぐに実践したいと思った。

  • 勝間さんの本を初めて拝読させていただきました。とてもストイックな方だな…、少し極端では…と思う点もありましたが、ここまで自身の意思を貫きやり通し、また成果を出しているのは純粋にすごいと思った。
    ひとつひとつのライフハックというより一貫した姿勢のようなところを見習いたい

    ヘルスハックから、取り入れられることを取り入れてみようかな…と
    明日からカフェイン断ちを実践してみようと思う

    @audible

  • 著者の勝間和代氏の考える、人生の幸福度をあげるライフハックをまとめた本。
    イライラしない状況をなくしていくというのは分かるのだけど、新幹線の検札が嫌いだから苦情を入れ続けたらようやく無くなったというのは、ただのクレーマーじゃないかとしか思わなかった。自分も検札が無くなったのはうれしいのだけど、せめて、検札が必要な理由を書いて、それの代替案を書いてあるならよかったのだけど。
    ところで、自分は勝間さんのメルマガに登録していて、ブログもRSSリーダーに登録しているというのに、YouTubeをやっているということを知らなかった。今試しに見てみたら、登録者数が20万人もいる。今でもファンが多いんだろうな。
    著者は、数年前に夜型から朝型に変わったらしい。確かに、昔の本には夜型と書いてあったような気がする。日々、自分を変えていこうとしてるのだろうなと思った。
    睡眠時間については、7~8時間必要とのこと。自分は6時間半ぐらいだけど、やっぱり仕事の効率的にもそれぐらい必要なんだろうなぁ。この、睡眠時間を長くなるともったいないと思ってしまう気持ちをなんとかしたい。そういえば、昔著者が書かれた本に、いろいろビジネス本に書いてあることを試してきたけど、短時間睡眠は無理だったと書かれてあったように思う。まあ、そりゃ普通の人には無理だよね。
    原稿のスピーチは用意しないほうがいいというのは、自分は人によると思う。自分みたいに、アガリ症で原稿無いと頭真っ白になりかねない人には原稿はあったほうがいい。原稿に囚われて自由に話せないとあるけど、事前に話す内容は決まってるのだから、自由に話せなくていいだろうと思うのだけど。
    なお、独身の人は生命保険は不要とのこと。自分も一応入ってるけど、やっぱ不要だよね。年2000円程度なので、あまり気にしてないのだけど。
    先払いだとお金を使っている感覚が薄れて使いすぎるけど、後払いだと使いすぎを防いでくれるというのはよく分からなかった。関係ないと思うし、むしろ逆だと思うのだけど…。
    OPASという転送サービスは初めて知った。個人輸入ってしたことないけど、することになる時のために覚えておきたい。
    後、『自分のダメな部分を潔く認める』の話で、「自分だけ完璧にしよう、と思うというのは、自分のダメな部分を受け入れきれていない証拠です。」とあったけど、ちょっと違うような気もする。完璧になろうというより、何で周りはできるのに自分はできないんだと思うことからくることも多いと思うのだけど。自分は6割ぐらいできたらいいと思ってるけど、資料の見栄えとかは3割ぐらいしかできてないと思うので、劣等感を覚えることがある。
    ちょっと気になったのが、「物事を決定するときに一番大事なことは、選択肢を増やすことです」と書かれてあったこと。もちろん、場合によるのだけど、選択肢が多いというのは効率が悪いし、むしろ幸福度は下がると聞くけどなぁ。
    よく言われるのは、ジョブズは毎日同じ服を着るようにして、服を選ぶ選択に時間をかけないようにしていたというし。と思ったけど、勝間さんも服装についてはレンタルサービスを利用していてあまりもってないのだとか。メリハリをはっきりさせているということなのかな。
    ところで、お酒について、最新の研究論文から、お酒は飲まないのが一番健康上のリスクがないとのことだけど、どこの論文なのか参考文献として書いてほしかったなと思った。ググって分かったけど(https://style.nikkei.com/article/DGXMZO52020370R11C19A1000000

  • 数年ぶりに氏の本を読んだ。
    圧倒的に自由で快適な、かどうか分からないけど、気持ちは伝わってきた。
    体重を大幅に減量したこと、タバコと酒の害、方法論の一つとしてのヘルシオ。
    読んで損はなかった本だったね。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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