ファシリテーション型業務改革 ストーリーで学ぶ次世代プロジェクト (日本経済新聞出版) [Kindle]
- 日経BP (2020年8月22日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (398ページ)
感想・レビュー・書評
-
業務プロセス改善やプロジェクトを成功させた勘所が詰まっていた。自分を投影して読み進められた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一応はいわゆる「改革」「変革」に関連する仕事をしているので、日々の業務と関連した気付きが多くて面白かったが、そうでなくても(この手の大掛かりなプロジェクトに普段関わっていない人でも)普段の仕事やチーム運営のための学びがとても大きい一冊だと思う。
私も最近になってやって実感できるようになったが、「変革」というプロセスにおいて内容を作り込む(施策を立案する)のはごく一部に過ぎなくて、変革自体の成否はその品質"以外"のところで相当決まる。それは例えば、多様な視点を取り込むチームのセットアップであり、意見を言いやすい(心理的安全性とかnon-hierarchicalと今風な言葉で表現される)雰囲気作りであり、チームメンバー全員がゴールを腹の底から共有する一体感である。同時にそこには、変革に抵抗を持つステークホルダーの説得や、組織を挙げた変革に向けた機運の醸成や、そのためのマネジメントのコミットメントなどのチェンジマネジメントが必須である。その重要性がよく理解できる一冊だと思う。 -
生々しさがよかった。コンサル会社が離脱した後の現場の実行はあまり語られることがないので、成功事例として興味深かった。
-
面白かった!
住友生命での営業用端末刷新プロジェクトが実名で書かれている、珍しい本。
プロジェクトでぶつかる壁がそのまま書かれているので、
「ああ、そういうことあるよね!」
とすーっと気持ちが寄り添っていく。
その壁をどう乗り越えたか、ということがヒントになり、付箋がどんどんついていく。
上手くいきすぎだな、と思わないでもなかったが笑
そして、最終的にケンブリッジ・テクノロジーと仕事がしたくなってしまう、という販促的要素も含まれている。
もう少し、失敗した部分を書いてほしいところだったが、実例では難しいのだろう。
楽しく読めてよかったが、自分がスタートさせた業務効率化プロジェクトの役に立ったかはよくわからない苦笑 -
プロジェクト管理的な事を期待すると、違う本