ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版 (ちくま文庫) [Kindle]

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  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • モノを自分に必要な最小限に減らす「ミニマリスト」生活のススメ。稲垣えみ子さんの「家事か地獄か」に続けて、積ん読状態だった本書を手に取ってみた。

    「家事か地獄か」が強烈だったこともあって、本書のインパクトはそれ程でもなかったなあ。年を重ねた方の言葉の方が重みあるしな。

    「部屋にモノを置かないと、掃除にかかる時間は激減する。服を少なくすると洗濯の手間も減るし、今日何を着るか迷う時間も減る」、「モノを最小限に減らすと、確実に時間は増える。モノに奪われていた時間が戻ってくる」。よし、断捨離頑張ろう!

    本書でも、「人生がときめく片付けの魔法」(こんまり)絶賛されてる。稲垣えみ子さんの介護エピソードも紹介されてた!

  • 半年前から不要なものは少しづつ捨てるようにしているので、なんとなく書いてあることは納得できます。マックのファミリーセットのおもちゃの分別が大変で結構苦労しましたが…

    読んでいて思ったのはミニマリストになったからうまく回り出すのではなく、行動や考え方が変わることなんだと思うし、それによって得られるものは時間なんだと思います。

    こうすればこうなるが強くてなかなか自分には合わなかった様な気がします。

    ただ、余計な物が無い方が良いのは同意です。

  • 本書の要点は以下の通りである。

    1.モノが増える元凶は「慣れ」と「飽き」
     ・新しいモノを購入したその瞬間は幸福感でいっぱい(ドーパミンが分泌される?)になるが、次第にそのモノに「慣れ」、最終的には「飽き」、また新しいモノを買う・・・その繰り返し・・・
      →しかも、人は「差」を刺激として認識するので、新しいモノを買えば買うほど幸福感は逓減していってしまうのである・・・

    2.ものを手放すことで得られるメリット
     ・物理的にスッキリするメリットももちろんあるが、「思考がスッキリし、最も大切なことに集中できる」や「人と比べなくなる」など、目には見えないメリットの方が大きい。そしてその目に見えないメリットこそが、この本の本質だと感じた。
     →モノが多いと、無意識に思考が巡ってしまい、それだけで脳が疲弊する
      ✔︎例えば、、、「そろそろ、メンテナンスしないと。。」とか「買い替えの時期かな?」とか

    3.手放す方法(抜粋)
     ・1年使わなかったモノは手放す
     ・見栄で買ったモノは手放す
     ・「必要なモノ」と「欲しいモノ」を分ける
     ・永遠に来ない「いつか」を手放す
     ・もう一度買いたいと思えないモノは手放す
     ・1つ買ったら1つ手放す

     総括
     モノを手放し、無駄な思考を取り除くことで、「大切な事(最優先すべきこと)にのみ集中する」ことがミニマリズムである。
     ものを手放すことのメリットは「物理面」ではなくむしろ「精神面」への寄与が大きいと感じた。たとえば、「ものが無ければ、それについて思考を巡らす時間がなくなり集中すべき事に集中できる」など・・・
     本書に記載の「手放す方法」を参考に、まずは自分の部屋から片付けしてみよう。

  • ミニマリストと聞くと、、
    はいはい、モノが少なくてキレイ好きなんでしょうね~くらいに捉えていた。
    しかしこの本では、ほんとうの意味でのミニマリストとは
    自分の大切なものに焦点を当てることだと伝えている。


    人間の脳や体は700万年前にほとんど作られた。つまり、今のようにモノに溢れ、情報に溺れるということはありえなかった。価値や自分の心、幸せが、多くにまどわされ分かりづらくなっている。
    「減らす」ことが、これに対抗する唯一の方法だ。それがミニマリズムである。

  • 2015年に出版されたミニマリスト必読の本。
    単なるモノを捨てる方法ではなく、生活、暮らし、考え方にまで踏み込んで書かれている。著者の佐々木さんのミニマリストになるまでの変遷、なってからの変化について書かれている。当時としてはミニマリスト本として、ここまで踏み込んだ内容はなかったのだろうか、海外でも翻訳されてベストセラーになったとのこと。ただ、捨てること、持たないこと、が良いこと、という落とし穴にも言及されており、各自にとっての、足るを知る、を気付かせてくれる本。

  • 物を減らすためのテクニック、考え方の参考にしたくて読んだけど、物を減らしたことによるメンタリティの変化がメインで目的とずれていた。

  • モノに依存しない
    本当に「必要」なモノ・コトを見極める
    モノ≠自分
    モノが減ることで自由になる
    ミニマリスト:限定に惑わされない、無駄遣い・物欲が減る、探し物が減る→時間が生まれる
    掃除しやすく、きれいになる
    ミニマリストになるとやせる。執着がなくなり、生活改善、無駄が減る

  • 自己啓発系の本ってなぜ同じことをくり返し言うのか。大丈夫、もう分かったよーと思いながら読んでます。5万円の指輪を買っても1万円の指輪を買ったときの5倍うれしいわけではないのくだりを、いろんな例えで何度も言う。ページを埋めるためか。それこそ捨てたほうがいいのでは?
    とは言え、なるほどと思ったこともいろいろありました。

  • 面白い!
    この人の文章は本当にわかりやすくて面白い!

    ミニマリスト基本編、みたいな本
    いつでも立ち返って、読みたくなる
    モノを捨てたくなる
    身軽になりたい
    1番簡単な自分を変える方法だと思う

  • p.2023/3/20

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著者プロフィール

佐々木典士(ささき・ふみお)
作家、編集者、ミニマリスト。1979年生まれ。香川県出身。早稲田大学教育学部卒。出版社3社を経て独立。クリエイティブディレクターの沼畑直樹とともに『Minimal&ism』を開設。ミニマリズムを紹介した初の著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(ワニブックス、ちくま文庫)は海外25カ国語に翻訳されて、世界累計60万部のベストセラー。

「2022年 『ぼくたちは習慣で、できている。増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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