マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか (星海社 e-SHINSHO) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • たぶんわかんないんだろうなー、と思いつつ性懲りもなく手を出して、あれ? お? ちょっとわかる!と思ったが、結局のところはよくわからなかった。
    われわれが住んでいる宇宙が、ありえないほどちょうどよくできている、のではない。ちょうどよくできているから、そこに「われわれ」が生まれたのだ・・・という主張はなるほどと思う。
    でも、ありあえないほどちょうどいい宇宙が実際に存在する、ということは、ちっともちょうどよくない宇宙が山のように存在する証である、という主旨(あってる?)は、論理的な詭弁のように聞こえる。これって高等数学で証明できたりするのかな?

  • 「マルチバース宇宙論入門」読了

    宇宙も物理も専門じゃない。
    でも、子供のころから宇宙の話大好き。

    「我々の存在する宇宙は無限に生成する多数の宇宙のひとつに過ぎない。それは神話などではなく科学の帰結であり、観測で検証可能である可能性が高い」
    なんて聞いたら興奮せずにはいられません。

    一番気分アガったのは、「我々が存在できるのは、数多く生成する宇宙の中で、我々の宇宙がたまたまそうした条件を備えていただけ。宇宙によっては物質すら存在しえない」という話。
    マジか!

    正直、概念は難しいし何とかついてくのがやっと。数式にいたってはさっぱりわからん(笑)。でも、想像力と好奇心を限界まで刺激される好著でした。

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著者プロフィール

カリフォルニア大学バークレー校教授。バークレー理論物理学センター長。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員、ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員を併任。
1974年神奈川県生まれ。1996年東京大学理学部物理学科卒業。2000年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。米国フェルミ国立加速器研究所、カリフォルニア大学バークレー校助教授、同准教授などを経て現職。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員も務める。著書に『マルチバース宇宙論入門』(星海社)など。

「2022年 『なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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