岡山県倉敷市生まれ。小学校卒業と同時に木見金治郎将棋九段の内弟子になる。
昭和15年に四段に昇進、軍隊を経験した後、昭和22年に七段に昇段。昭和25年に木村名人に勝利し、名人位を勝ち取る。昭和29年に出場した全棋戦を制覇、続いて5期連続名人位を保持し、15世永世名人の資格を得る。
「受けの達人」として一時代を築いた。名人通算18期は歴代最多であり、タイトル獲得数通算80期は歴代2位の成績である。
東京、大阪両将棋会館の建設に尽力するなど日本の棋界の発展に大きく貢献する。平成4年7月逝去。
著書に『大山流勝負哲学』(産業能率大学出版部)、『配水の陣で生きる』(光文社)など多数。
「2023年 『新装版 不動心論』 で使われていた紹介文から引用しています。」