Z世代~若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2020年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (415ページ)
感想・レビュー・書評
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初めの方は面白かった。確かにそういう傾向があるよね、と納得できる場面が多かった。中ごろから、本当に流行ったのかわからないものまで取り上げていて、正直ついていけなかった。
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第2章の「ゆとり世代」との比較が面白い。
Z世代の大きな傾向がつかめる。
▼「チル(chill)」…まったり。マイペース。
▼「ミ―(me)」…SNSで自己承認欲求や発信欲求大。
(「匂わせ」「間接」などさりげなくが大事)
一方ゆとり世代は
▼不況で消費意欲に乏しく恋愛や消費など「〇〇離れ」。
▼SNSは「発信」系というより、mixiなどの「同調圧力」系。
小中高のつながりが、社会人になっても地元で続きやすくなった。
普段から若者とネットウォッチしてないと追えないような、小さなネットバズがたくさん。Z世代の動向の統計データも多く、一読で全て内容を消化するのは難しい。 -
今の若者を言い表す「Z世代」。本書ではその行動や考え方が現れている現代社会の諸現象を、様々な調査資料をもとに解き現されています。中年世代以降には、やや理解することが困難な若者の意識や行動。それを現象として客観的に分析することから、彼らが取る行動、さらにはそれに乗る方法について、少しは理解に近づけるのではないかと思います。また、これからの社会において主役となっていく彼らを理解することに対しての、企業の販売等の方針が変化している最中であること、そのことが非常に重要であること、これは今後の話ではなく、すでに表れ始めていることであること。いままでの感覚と違ったものの見方をするために、社会の大人たちはどうしたらよいのか、そのヒントを得ることが出来ます。
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Z世代はチル&ミーだと。チルはChill out(まったり)だそうだ。あくせく動き回るのではなく自分のペースで自分なりの幸せを楽しむ傾向。ミーは自己承認で,SNSの利用は基本的に仲間内への発信と承認。育ってきた時代背景と使う機器(スマホとSNS)によって形成されたと考察。親や祖父母との距離が近い(友達感覚)というのはZ世代が望むと言うより親や祖父母がベタベタしすぎなんだろうと思う。Z世代が経済的に意味を持ちそう(アメリカは持つ)なので注目されている。ゆとりよりちょっと前の世代にも女子高校生ブーム(援助交際を含む)とか大人が少女に媚びた時代があったなぁ。
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かつて「新人類」と呼ばれた人たちがいた。1950年代後半から1960年代前半に生まれた世代が社会に出る頃の1980年代にキーワードとして世間で話題になった。
今まで価値観とは違う行動様式を持った若者と言うことで、いい意味でもわるい意味でも注目された。
それから時が流れて、令和の時代に突入すると「新人類」が登場している。それはZ世代だ。1990年代から2000年代に生まれた世代を指す。
Z世代と言えば、いろいろなSNSを利用する。インスタグラム、Tiktok、ツイッター、LINEが主に利用しているものだ。その中でもツイッターが「王様」という意外な結果が出ている。
ツイッターというと中年のおじさんたちが熱心につぶやいているのかと思ったら、意外と若者が利用している。しかも、男性よりも女性の方が多かった。大学生女子の利用率が一番高いというから驚きだ。
若者はツイッターのアカウントを平均で2.11個持っている。その理由はコミュニティーごとに使い分けているからだ。表の顔と裏の顔を使い分けているようだ。
インスタグラムになると女子の利用率が高く
「Z世代女子のもの」となっている。キーワードは「映える」だった。きれいな景色やおいしそうな食べ物を積極的に載せるのは女子の方が多いかな。
いかにZ世代のハートをつかむか、企業も大変だな。しかし、理解しようとしないと「オワコン」扱いされて見向きもされなくなるので、頭の中をアップデートする必要がある。 -
若者が未来をつくっていくんだなあと思った。
作者のZ世代に対する愚痴エピソードが面白い -
言葉は耳にしていたZ世代、知りたくて購入した。
ページ数の割に情報量が多いが、諸々のキーワードのおかげで理解はしやすかったと思う。
今後も注目していきたい。