佐々木さん、自分の時間がないんです [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 要は「寝食を大事にして仕事に真剣に取り組めば日々の満足度はぐんと上がるよ」ってところが話の中心。
    それはそうなんだけど、そこまで割り切れないなぁ……佐々木さんはすごいなぁ……って感想。
    でも確かに身体の疲れがとれれば「疲れを癒すための時間の浪費」は防げるので、納得はしています。

  • 「自分の時間がない」の解決方法が、「他人からの依頼に可能なかぎり対応する」という理屈はよく理解できなかった。自分の時間でやりたいことと、他人からの依頼の内容がどう結びつくのかイメージできなかったからだ。読み込みが足りないのかもしれないが、私の読解力では、一度読んだだけでは、内容が頭に入らなかった。

  • シリーズ本 2冊目

    僕も「自分の時間」がないと思っていました。
    が、「自分の時間」というものは非常に概念的であり、捉え方によってなんとでもなるものだった事はとても衝撃的だった。

    相手に頼まれたことの優先順位を考える。
    自分にとっての優先順位じゃない。
    これを、自分にとっての優先順位を優先するから相手に不満を与えてしまい、最高の評価を得づらくしている。

  • - 「自分の時間」というが、自分と他人は本当にくっきり区別できるのか?
    - 主体的に関与できれば、他人のための時間でも自分の時間と「感じられる」のでは。
    - 他人のための時間と思うと「小さいこと」、辛い、ムダと感じて、質も上がらない。
    - 「小さいこと」は小さくない。そして行為は価値付けできない。だから全部集中してやるしかない。
    - 依頼者に意図を確認しないと、自分から自分への依頼になってしまう。相手がどうしてほしいか質問したほうがよい。
    - タスクシュートをやっても「自分の時間」は増えていかない。この状態で事態を改善していこうと思ったら、今やっていることの質を上げていく他ない。
    - 「自分の時間」のために縮小しにかかると、つまり「小さいこと」として扱おうとすると、いかなる満足も得られなくなる。出し惜しまないことで最高の体験を得ようとする。
    - カレンダーには他人との約束しか登録しない。守れない自分との約束を入れると混乱する。
    - 恐怖感を持たないことが大事。恐怖を動機に行動すればストレスになり、それを解消するための時間を要して時間がなくなる。
    - そのためにちゃんとコミュニケーションする。
    - 相手が求めるものに対して正直に答える。
    - そのために自分が何を考えているか(何をしているか)知る。
    - 「自分の時間」はゼロでいい。実はそうすることで「自分の時間」を拡大しようとしていたときよりもむしろ時間が空く。「他人からの依頼を極力やりたくない」というモードから自分を開放する!
    - まとめると、「自分の時間がない!」と嘆いている人は、 1.他人からの依頼に可能なかぎり対応する 2.自分の身体からの要求に可能なかぎり対応すること。

  • 他人からの依頼に可能な限り対応する。
    自分の体からの要求に可能な限り対応する。
    結論はこの2点。
    考え方が達観しているなと思う。

  • 分るようで分らなかった。

  • 自分の時間とは、社会的欲求を満たすためのもの。ならば、他者からの依頼に積極的に取り組めば、自分の時間はいらなくなり、また、自分をケアするための生理的な時間も減少するので、結果、時間に余裕が生まれる。

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著者プロフィール

●佐々木正悟(ささき しょうご)
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道旭川市生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスで派遣社員として働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。2005年に帰国。
幼稚園のころから大人の叱責に神経質すぎるところがあり、かくべつ厳しい家庭で育ったわけでもないのに母親の顔色をよくうかがっていた。
成人後も上司や先輩社員などの些細な指摘に耐えられず、組織で働くことを拒否して、心理学を勉強するために渡米する。
帰国後も対人関係への苦手意識から在宅での仕事に中心とし、人前で失敗しないための「ライフハック」を追求し、それを題材とした文章発信で生計を立てる。

「2021年 『つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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