- Amazon.co.jp ・電子書籍 (220ページ)
感想・レビュー・書評
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写実的な感じだけど、絵はあんまり上手くないと思う。何やってんのかよくわからないことが多いし、表情も固い。
絵はあんまり好きじゃない漫画家さんかな。
それを差し引いても面白い。
弁護士だから倫理観で判断しないっていう徹底したプロ意識と法への理解、ロジカルな考え。
味方する依頼人が全く応援したくならない奴らばかりだけれど、描かれるドラマにいろんなことを考えさせられる。
裏の世界で生きる人々は自分を守るための知恵があるし、人間的な繋がりよりも合理的な行動で自分の立場を守るために行動するぶん、九条みたいな信用できる弁護士に行きつくのも早い。
でも、日頃善良な行動を取り、モラルを重視する一般人は、弁護士を利用するのではなく、法律は悪を裁くものだと勘違いしてしまう。
最初の片足の値段の話はそういう意味で印象深い。
のほほんと生きているだけでは知り得ない裏道をいろいろしれる作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
闇金ウシジマくんからの流れでこちらも。
社会的に見たら悪徳弁護士にみえるかも知れない九条弁護士は、結果的に半グレを助け、罪のない相手は損をしたりということになるのだが、善悪ではなく依頼人のために働くという信念がある。
出てくる人たちはみんな、こういう人いそう、というリアルさと、こういう人いたら嫌だな、というダメさを持っていて、このあたりが魅力なんだな。 -
Kindleセールで弁護士ウシジマくんも読んでおくか。
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さすがです。
そろそろ山場が欲しいと思い星3
土手でレイプして殺した回が好きです -
友人に勧められて、一気に読んだ。感想的には、気持ち悪くなった。犯罪の起こる背景が、貧困であり、障害を持つ人や弱い立場を食い物にする人々がいることだ。その生活の舞台は、ゴミが散らかっていて、汚い。ゴキブリのような生活だ。日本の貧困の現実が、そこには描写されている。恐ろしい物語だ。作者は、『闇金ウシジマくん』で人気を得た。そして、ウシジマくんでは表現できないとして、弁護士九条間人という主人公を作り出した。明らかに犯罪を犯したニンゲンを弁護する。
逮捕されても、執行猶予にするテクニックを駆使する。状況証拠だけでは、起訴できない。まして、本人の自供がなければ、さらに起訴できない。検察は、自供の中の言葉を編集して、犯罪のストーリーを作って、起訴する。日本の起訴率は、99%である。拘留の20日間が勝負なのだ。証拠を隠滅し、完全黙秘すれば、助かる可能性は増える。
「弁護士とは権力から人権を守るもの。人を尽くすのが弁護士の使命」という言葉から始まる。
飲酒運転をして、親子をひき逃げした男を弁護する。父親は死に、子供は片足切断した。九条弁護士は、その男の罪を軽くするために全力を尽くす。危険運転致死は、10年の求刑。過湿運転致死は執行猶予。九条弁護士は「余計なことは何も喋るな」と指示をする。結果として、執行猶予を勝ち取る。実に優秀な弁護士なのだ。その被害者の母親は、弁護士もつけず、補償も十分に取れなかった。物語は、残酷な結果を残していく。九条に対しては、「事故保身しか考えていないクズニンゲンのために動いている弁護士は死ね」とS N Sで炎上する。九条は言う。「道徳上許し難いことでも、依頼者を擁護するのが弁護士の使命」
交通事故を起こした男は、半グレの壬生という男の紹介で、九条間人が弁護することになる。壬生の背後には、ヤクザの京極が控えている。次の犯罪の物語は、軽い知的障害者が、5年の刑期を終えて、コカインと乾燥大麻の運び人をしているところを職務質問される。腕には「うんこ人間」と刺青されている。底辺に生きる人々にも人権があり、半グレ、ヤクザにも人権はある。法律のルールに従って、九条間人は、弁護士の使命を貫き通す。 -
ウシジマくんの方が面白かった。途中で読むのやめた。
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闇金ウシジマくんの真鍋昌平の作品。弁護士の話だった。もっとおどろおどろしい話だと思っていたが、ほんわかした雰囲気もある。面白かったので次巻も読みたい。