- Amazon.co.jp ・電子書籍 (143ページ)
感想・レビュー・書評
-
物事をシンプルに考える
70点で手を打つ
何もかも自分で引き受けない
常に現場を見る
見切りをつける詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり昭和の香りが漂うが、ラストバンカーの物の考え方、合理的な住銀カルチャーが良く分かり、面白かった。
-
自叙伝みたいなものなのかな。
載っている話題は下手すると40年ぐらい前のことも多いから、今とは仕事のやり方が違うことが多いと思うけど、バンカーとしての心得みたいなものは伝わるんじゃないかと思う。(私はバンカーの経験がないけど)
星4つにしたのは、179ページからの年表が役立ちそうで、ことあるごとにかつての出来事を振り返るのに便利だと思ったから。 -
仕事にはスピードが求められる。
頭の中が整理されていることが大切。
徹底的にポイントを絞ってシンプルに考える。
どんな悪い状況に置かれても諦めてはいけない。必ず自分を評価してくれる人、相性の良い人とのつながりができることを新jること。
感情的にならない。 -
三井住友銀行元頭取・日本郵政元社長の著者の
「仕事と人生」について語った内容。
王道のビジネス論。
やることは難しいけれど真理は普遍性を持っていることを確認できる。
現代からみると古臭いかもしれないが、初心に戻るためにもたまに読み返す必要もあるかな。 -
先輩銀行員からの教訓・指南書。その人生感、履歴書。仕事の基本、人の見方、使い方、付き合い方等。
-
【印象に残った話】
・自分にできないことは、以下を意識して人に任せること
・自分も人に力を貸せる状態になること
・普段から積極的に手を貸すこと
・人に仕事を任せるときは、以下を意識すること
・部下を見守り、必要に応じて自分も動き努力する
・リーダーの役割を理解した上で、動く時には動く
・部下に仕事を任せたら、その仕事の責任は任せた上司にあることを認識する
・目的を設定し計画後、行動を始めたら目的に向かっているかこまめにチェックする
・自分の上に誰もいないからこそ、自分自身でチェックする
・忙しい時ほどチェックを忘れない
・悪い状況でも逃げずに受け止め、前向きに解決していく
【アクションプラン】
・力を貸せることを実践を通じて少しずつ増やす
・現場に降りて状況を具体的に把握する -
仕事と人生
著:西川 善文
著者は三井住友銀行元頭取、2020年に亡くなられている。「ラストバンカーの遺言という副題のもと、バンカーというくくりを越えた一人の男としての厳しさ・優しさを交え仕事・人生の価値観について記されている
構成は以下の6章から成る。
①評価される人
②成長する人
③部下がついてくる人
④仕事ができる人
⑤成果を出す人
⑥危機に強い人
随所に見られる厳しさは、他人のみならず、自分にそれが向けられている。武士の息吹を感じる言葉が紡がれており、気持ちとしては正座しながら向き合って読んでいるような緊張感を覚えながら触れ続けた。
バンカーとはこうあるべしというような押し付けではなく、私はこうしてきた。あなたたちはどうする。と背中を見せながら、自然に正しい道へと導いていただけるような不思議な感覚を覚えた。
厳しさの裏にある喜びと感謝。
ラストバンカーに続けというにはまだまだ未熟ではあるものの、軸を持つ大切さや軸をつらぬく信念の尊さを学ぶことができた。