仕事を教えることになったら読む本 [Kindle]

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  • アルク
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  • - 教えるうえで、「知識」「技術」「意識」は3点セット。
    - ティーチング(知識)の実践ポイント
    - ティーチングは「動機づけ」「説明」「効果測定」の順で
    - 動機づけは「メリット獲得」
    - 説明の原則は「全体→部分」「結論→理由」
    - まず端的に言うことで相手の何故かという疑問を生む
    - 話し方は、目を見てゆっくり、間を取り、2WAYで
    - トレーニング(技術)の実践ポイント
    - 動機づけ、やってみせ、説いて聞かせて、させて、ほめて、見届ける
    - 動機づけは、メリット獲得
    - やってみせるステップは、説明を加えず完成形をデモする。説明加えるとどっちつかずになるし、実際に見ることで直感的理解ができる。
    - 説いて聞かせる組み立ては「全体像から」「結論から」
    - させてみる際は、動作をパーツ分けし、スモールステップで。小さな達成感がモチベーション維持につながり、また失敗を癖にすることを回避できる。
    - ほめるステップで実践するのはフィードバック
    - フィードバックは○と △、一度の △ は2つまで
    - 実務でできるまで「見届ける」、その後も「見守る」
    - コーチング(意識)の実践ポイント
    - 相手から答えを引き出し、自発的に行動するように仕向ける
    - 傾聴といわれる共感的な聞き方と、オープン質問を中心にした適切な問いかけがセット
    - 傾聴は、目を見て聞き、相手のペースであいづちを打つ
    - あいづち言葉は、トーン変更、ボキャブラリー拡大で増やす
    - あいづちは、言葉を返す、要約を返す、気持ちを返す、で深める
    - 質問は、いつ、どこ、誰、何、なぜ、どのように、どれくらい
    - オープン質問の中でも、「4 What」「5 Why」「6 How」がカギになる。
    - What「いま問題だと思うことは何?」
    - Why「原因はなんだと思う?」
    - How「今後どうすればいいと思う」
    - Why(なぜ)は、What(何)に言い換える。なぜは責めのニュアンスが入りやすいから
    - 例「なぜ、そうなったの?」Why →
    - 「原因はなんだと思う?」What
    - 「障害はなんだったんだろう?」What
    - 「何がネックなんだろう?」What
    - これによって素直に、客観的に要因を考えることができる。
    - コーチングは、課題設定→ 原因(拡大)→ 解決策(拡大)→ 具体化
    - 「他に」「他には」は、相手の思考範囲を広げるための問いかけ。最初に思い当たる原因、最初に考えつく解決策は、もともと本人が思っていたことが出てきます。そこから考えを広げることで、本人が「そうか、そういう原因もあるのだな」「そういう解決策も考えられるな」と気づきます。「他には」というのは何気ない質問ではありますが、コーチングの結果、相手の気づきを生む重要なものなのです。
    - アドバイスは、相手に十分考えさせた後に行う
    - 意識を高めるには「背中で教える」ことも有効

  • ティーチング、コーチング、トレーニングの違いについて書いてある本
    もしまた誰かを教える機会があったら再度読んで実践したい

  • ・教えるということは知識、技術を付与し、意識を高めること
    ・仕事やプライベートまで教える側のノウハウが書かれている
    ・相手のソーシャルスタイルに合わせてティーチィング、トレーニング、コーチングをすべき
    ・教える側になったら見直したい

  • タイトルの通り、仕事を教えることになったので手に取りました。

    年上に教える機会が多いテレワークの仕事なので、
    テレワークでの仕事の教え方や、年上の方への教え方が載っているのが助かりました。

    わかりやすく相手に伝える方法が載っているので、
    教えるだけではなく、人前で話をするのにも参考になりました。

  • まとめ
    教えるには3つある。
    ティーチング(知識)・トレーニング(技術)・コーチング(意識)
    大事なこと
    ①何を教えるにしてもまずは動機付けから入る
    ②最初のデモは口で話さずただやって見せたほうが聞き手側は集中できる
    ③コーチングの際はWhyで聞くと、威圧的だからWhatで聞くといい
    ④知識を教えるときにはテストで締めるといい
    ⑤やって見せただけで説明しないのは若者から受け入れられない

  • コーチング、ティーチング、トレーニング
    それぞれにおいて基本的に大事なことを解りやすく大変シンプルにまとめていただいておりました。

    ■明日から意識すること
    それぞれの技術を意識した各アクション

    ティーチングは動機づけから始める。
    ■ティーチング
    ・動機づけ、説明、効果測定の順で
    ・動機づけは メリット獲得 または デメリット回避 のトーク
    ・説明は話材を準備し、組み立てる
    ・説明の原則は【全体→部分】【結論→理由】
    ・全体像トークは【一言で言うと】または【○つある】(4つまで)
    ・結論は5秒以内で、トークは【1番大切なことは】
    ・効果測定で相手が答えられないときは段階的なヒントを
    ・ティーチングのテーマは疑問が湧くようなタイトルで表現
    ・予備知識の少ない相手には例え話(擬人化)をすること
    ・ティーチングの話し方は、目を見てゆっくり、間をとり、2WAYで

    ■トレーニング
    ・動機づけ、やってみせ、説いて聞かせて、させて、ほめて、見届ける。
    ・動機づけはメリット獲得かデメリット回避で
    ・やってみせるステップは、説明を加えず完成形をデモする。
    ・説いて聞かせる組み立ては「全体像から」「結論から」
    ・させてみる際は、動作をパーツ分けし、スモールステップで
    ・褒めるステップで実践するのはFB
    ・FBは○と△、一度の三角は2つまで
    ・実務でできるまで「見届ける」、その後も「見守る」
    ・トレーニング環境は、実務に近い環境を構築する

    ■コーチング
    ・相手から答えを引き出し、自発的に行動するように仕向ける。
    ・傾聴は、目を見て聞き、相手のペースで相槌を打つ。
    ・相槌は言葉を返す、要約を返す、気持ちを返す、で深める。
    ・質問は、いつ、どこ、誰、何、なぜ、どのように、どれくらい
    ・Whyは、Whatに言い換える。
    ・コーチングは課題設定→原因(拡大)→解決策(拡大)→具体化
    ・コーチングをワンポイントでティーチング、トレーニングに活用。
    ・アドバイスは相手に十分考えさせた後に行う。
    ・意識を高めるには背中で教えることも有効。

    ■その他
    ・リモートのティーチングは、内容を細部化し2WAYで進める。
    ・リモートのトレーニングは動画がポイント、状況により補足を。
    ・リモートのコーチングはリアクションを大きく
    ・複数相手のティーチングは、適度に当て、掲示物を使って行う。
    ・複数相手のトレーニングは、させて、FBする工夫を。
    ・ファシリテーションは場作り→発散→収束→合意の順で
    ・資料は紙とスライドをミックスし、双方のメリットを活かす。
    ・中期的な育成は、ゴールを決め、自分以外のリソースも活用して
    ・年上の指導には丁寧な言語で、相手を立てて、コーチングを多用する。

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著者プロフィール

株式会社ヒューマンテック代表取締役。1960年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。住宅リフォーム会社に就職し、最年少支店長を経て大手人材開発会社に転職。トップ営業マンとして活躍する一方で社員教育のノウハウを習得する。1997年に独立。現在はマネジメント、コミュニケーション研修講師として、階層別教育、プレゼンテーション、話し方などの分野で年間150回以上の講演を行っている。これまで指導してきたビジネスパーソンは4万人超。おもな著書に『上司のタテマエと本音』(SBクリエイティブ)、『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』(実務教育出版)、『社会人1年目からの仕事の基本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。


「2021年 『「ニューノーマル」最強仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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