モダンExcel入門 [Kindle]

著者 : 村井直志

• 日経BP (2021年6月17日発売)

感想・レビュー・書評

[ippoisanさんの感想 · 2023年3月5日]

　パワークエリとパワーピボットを使って経営ダッシュボードを作る本。
　目的は経営ダッシュボードを作ることであって、モダンExcelを使うのはその手段という作り。パワークエリやパワーピボットの使い方を詳しく学びたいなと思う人向けの本ではない。
　パワークエリとパワーピボットで具体的に何ができるのかイメージがついてない人にはおすすめ。こんなのが作れるようになるんだと体感できる。

[ふったさんの感想 · 2022年6月12日]

Excelの機能であるパワークエリとパワーピボットの入門書です。
この機能、データを可視化し、複数のブックのデータ間のリレーションをDBのように関係を繋ぎ、分析結果を視覚的に見せることができるため、Excelのユーザーにとって、特に大量のデータを扱う分析業務の人にとって、かなり素晴らしいと思うのですが、いかんせん教本があまり出ていなく、門戸がまだ狭いように思います。

Excelユーザーが一度はひっかかる103万行の制約も、パワークエリなら解消できるし、わたしは500万行くらいの元帳データから分析をしているのですが、下手なDBソフトなどよりよほど使い勝手がよいし、Excelさえ入っていればどこでも開けるのが良い。

パワークエリとは何かを知るための一冊としておすすめです。

著者プロフィール

日本公認会計士協会東京会コンピュータ委員長（通算3期）、同・経営・業務・税務の各委員、中小企業基盤整備機構IT 推進アドバイザー、上場会社役員、第三者委員会委員などを歴任。「BIG4」と呼ばれる大手監査法人で金融機関やメーカーなどの法定監査、IT 監査、IPO 支援、M&A 支援などの業務に従事後、独立。3大メガバンク系シンクタンクや自治体などでの講演活動も行う。『会社四季報から始める企業分析　最強の会計力』（東洋経済新報社、共著）、『経営を強くする　会計７つのルール』（ダイヤモンド社、別途翻訳本）、『Excelによる不正発見法　CAATで粉飾・横領はこう見抜く』（中央経済社）ほか、会計分野の著作も上梓。

「2021年 『モダンExcel入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」