日中危機の本質 日本人の常識は世界の非常識である [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 日本国家の失敗の本質論として大変面白い。
    ただし後半は冗長、本質論は見当たらないので惜しい。
    「戦争論」 戦争は科学であり、合理的な側が勝つ。
    日本は中国相手の戦争を続ける中で、技術向上心を失った。
    「傲慢と精神主義」
    日本軍は将校が刀を持っていた。世界で日本軍のみ。
    高級軍人は「政治化」し、軍事技術の鍛錬を怠った。
    政治化=内向きに傾斜 外部への感度とネットワークを喪失
    「根拠のない楽観主義」
    平時のリーダーシップ 戦時非常時はトリアージの覚悟
    甘く見たツケ 「戦死の6割は餓死」こんな戦争はない!
    「失敗の本質」共通
    ①作戦目的不明確②兵力の逐次投入③根拠なき楽観主義

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著者プロフィール

1949年生。東京大学大学院社会学研究科博士課程国際関係論専攻満期退学、人文社会科学群長・国際関係学科・教授、東アジア安全保障専攻。

「2007年 『リスク社会の危機管理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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