- Amazon.co.jp ・電子書籍 (491ページ)
感想・レビュー・書評
-
コロナ禍に見舞われた世界。1人の男が殺された。またもや殺人事件の捜査に駆り出される火村とアリス。そこにはどうやらいつものメンバーの知られざる過去が絡んでいるようだ。
もう20年くらいこのシリーズを読んでいてこれほどまでに2人を近くに感じたことがあったかなあ、と感慨深かった。あとがきを読んで自分と似たような声が多かったと知り首がもげるほど同意。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何か月も前から心待ちにしていた火村シリーズ最新長編は、見事に色々なことを思い出させてくれた。わたしたちは本のなかでは何者にでもなれることや、どこにだって行けるということ。有栖川さんの本を読むと、そういえばいつもおもうのだった。「こころは自由なのだ」と。こんな贅沢なことがあるかと感激しながら、うれしく、楽しく、ワクワク読んだ。そして恐らくコロナ禍において抑えつけられていたものが、アリスを通して見たもので慰められたとも感じている。読んでいるあいだは充実を、読み終えた今は充足を感じている。幸せとすら言えそうだ。
-
トリック自体は少し無理があるかも…と思いますが、人間関係が刺さりすぎて最後の最後で「大好き!!!!」と思った小説でした。
ネタバレになってしまうので語れないのですが、特定の人間関係が好きな人には刺さる小説だと思います。
火村シリーズが好きな方は須く好きかな。笑 -
さすがです。
-
コロナが背景にあるミステリ。
この作者は書き込むねぇ。長く感じた。火村という社会学者と、作家のアリスが事件の真相を解き明かす。
でも、ちょっと無理じゃない?と思わなくもなかったわ。
オーディオブックで聴いたけど、大阪弁に違和感。大阪弁を話すキャラは大阪のナレーターの方がいいと思う。 -
期待していた割にイマイチ。シリーズものと知らず、準レギュラーの登場人物の過去が関わるストーリーだったので、上手く入り込めなかった、、作品中でもコロナ禍だったのが新鮮でした。