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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (229ページ)
感想・レビュー・書評
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わたしが読んだのは,このKindle本ではなく,単行本の方。1984年出版のこの本は,まさにその当時に買ったのである。本書に掲載されているルポルタージュは,その大部分が月刊誌『世界』に載ったものだが,わたしは,そのころ,まだ世界も読んでいたはずだ。だから,手に入れて読んだのだと思う。
40年ぶりに本書を読んだあと,ほかの人の本書に対するレビュー(Amazon)を読んでみると,わたしの今の気持ちと同じようなことが書いてあった。
某管理職は、いまだに「教師の専門性は誰がやっても同じ授業になるような授業を作る事」と本書で思いっきり寒気のする批判を食らった校長と同じ事を言って,とある中学校の教育課程をデザインした。
その部下たる学年主任は「生徒には必ず同じものを全員に与えて、教育の機会を均等にしないと」という。またもや本書の中にそのままあるセリフ!!!
そんな事やってるから、生徒はフォロー仕切れないし、落ちこぼれが出続けて「しょうがないね」とか言って切り捨て弾圧し続ける事を正当化している。
ちなみにこの主任は価値観の合わない部下をことごとく弾圧し続けている。やってることは本書の内容の問題教員そのものだ。
1980年代の管理教育そのままの教育を繰り返している令和の中学校がある。
まったく,困った教育現場だよなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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