- Amazon.co.jp ・電子書籍 (262ページ)
感想・レビュー・書評
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産業革命がおこり工業化がおきて世界が変わった。さらに、インターネットが普及しまた世界が変わった。
次は、メタバースと宇宙産業により世界がかわる、というのが本書の予言だ。本書ではそのうちメタバースについて語った本。
インターネットのOSが普及する段階で、日本には、TRON(トロン)があったのに、アメリカに潰され国は切り捨てて現在のWindowsが制覇した。ソフトウェア開発でも負けた。
そして低成長社会が続いている。次の革命では取り残されずにすむのだろうか。
本書で技術の普及の段階の解説が大変面白い。よく「○○があるからいらない」と言われるが、そう言われたらしめたもの。逆に現在似たものがあるから日常にとけこめる。ワープロがあったからパソコンが普及し、携帯電話があったからスマホが普及した、というのはなるほど、と思わされる。確かにヘッドギアは難しくAIサングラスが普及しそうなのは、そういうところにあるのかも。
自分は株を買うので小さな投資家でもあるので、どこの産業が伸びるのか、爆発的に伸びる【直前】の産業の見分け方が気になっているのだが、それを本著では説明していて興味深く読んだ。その見分け方は2つ、1つのは一部の技術オタクが熱中していて、それ以外の人がピンときていない状態。2つめが現代の子供達が遊んでいるもの(自分の世代と違う技術で熱中しているもの)。
本書の最後にちょこっとふれられていた、意識が電子世界で継続することで死を超越するひとつの未来。よくあるあまりに荒唐無稽のSFに思えつつ、ここまで著者が紹介するメタバースの話を読んでから話題にでたので、現実にありえるのか、と考えてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オーディオブック
さすがの佐藤航陽 お金2.0につづいて、磨き抜かれた論理的な説明。メタバースの将来をみせてくれる。今回は珍しく(最後の本だから?)自身の幼少期や家族との関係を開示してくれて、その環境がこの天才を生んだのかと感じたのも興味深い。 -
今までは論理的思考力が最も評価された時代でしたが、生態系としての世界2.0では、不安定、不確実、複雑さ、不明確VUCAの時代でも柔軟に適応できるようにしていくことが持続可能な世界のようです。20世紀までは物理空間での土地の奪い合いにより世界は戦い続けていたが、メタバースの世界では何層も重なり合い、多元的に並存することになるようで、奪い合いはなくなると説明されていました。しかし、電気やガス、食料など、なくてはならない資源は物理的空間にしか存在しない。つまり海や土地でしか手に入らない資源は奪い合いが続くのではないかと、その辺の想定も知りたかったし、メタバースはアルゴリズムにより低コスト低予算でも生活できるようなので、ベーシックインカムにも適応できるのかなとも思いました。次回は資源あっての世界2.0でもう一歩先を想定した書籍が読みたいです。最後にあった「メタバースはユートピアかディストピアか」のベストセラーの作家さんは誰だったのか気になりますねー。まさかの、ひいおじいちゃん話は、びっくりです。最後と言わず、また本を書いてほしいです。
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ライトなこんなこと起きてまっせの把握のためのトレンド本。
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難しい
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メタップスの佐藤航陽氏がメタバースに関して書いた本。
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今バズっている物事が簡単・簡潔に、網羅的に書かれていて、Web3.0・NFT・メタバースってなんじゃらほい?という方の入門編の1冊目として良いと思う。
ただ、Web3.0/Web3の説明はうやむやにされた感はあるけど。
それはほかの本で補完すれば良し。