- Amazon.co.jp ・電子書籍 (218ページ)
感想・レビュー・書評
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エンタープライズシステムを作るにあたって、知っておいたいいことについておのおので書かれた本。
教科書的に使える本ではないけれど、エンタープライズの開発に携わるプロたちの思いが書かれていて勉強になった。
自分もこのあたり理解しないまま、エンタープライズシステムのプロジェクトに携わってしまったものだから、結構苦労した。実際、それで苦労したわけで…。
花束問題というのはなかなか面白い。確かに、これができるのはシステム設計のプロなんだろうなと思う。
在庫を完成品(花束)で持つか、材料(バラ)で持つか、原材料(種)で持つかによって変わってくるとのこと。なるほど。
後、エンタープライズシステムを作る上で、簿記の知識は必要とのこと。確かに、簿記がよく分かってなくて苦労したことはある。
一度、本気で勉強してみようかと思う。
ノーコードという言葉が結構でてきて、一番重要なのはやっぱりプログラミングより設計なのだろうなと思った。自分は、設計を理解しないままとりあえるプログラミングしてみるなんてことがあるから、これからは気を付けたい。
後、何より優れたデータベース構成が重要だとか。確かに、データベース設計をしっかりできていたら、開発はやりやすいよなと思う。
後は、帳簿をしっかり設計できなければ業務システムはできないとか。なるほど。そういわれてみればそんな気もするけど、その観点は抜けていたような気もする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
温故知新というか、データモデラさんたちの視点が垣間見える本。
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テクニカルな話ではありませんでした。アプリケーション開発-クラス設計の感覚と、データモデル重視の感覚がいつもずれているように感じているのですが、この本は、データモデルを重視する人が何を思っているのかをつかむのにヒントがあるように思いました。
複数の利用者を想定した時にはデータの設計が必要、というのは、その通りかなと思います。
ただ、コードを想像してメモリにどう格納されるのかを想像すればわかるようなことを、ポンチ絵をかいてぐるぐる議論する必要性はわかりませんでした。仕事してるふりのため?