模倣と創造 13歳からのクリエイティブの教科書 [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • やっぱり佐宗さんの思想と私は相性がいいらしい。
    「とにかく頭が堅い」「面白味がない」私自身はそんな自己評価ですが、そんな私に、躓いていた理由を的確に指摘、こういうアプローチなら出来るんじゃない?と提案された気分です。
    自分の思想を整理、肉付け、いざ行動まで促してくれる素敵な本でした。

    2点かスッと落ちた部分をピックアップ
    ◉手考(インプットとアウトプットの間)
    集めた情報を自分なりの考えに落とし込む段階
    ✖️考えたものを描き出す
    ◎描くことで考える
    これは私が読書にハマり出した当初は、読んだ内容に納得することだけで満足していた。ただ、振り返ると、全然身になっていなかった。内容を思い出せない、語れないのだ。
    それを、メモをとる、納得した部分に少しずつ〝自分らしさ”を味付けする事で、思想化され、血肉になる感覚がうまれる。
    手を動かしながら考えることの重要性は言うまでもない。

    ◉妄想のスケッチ
    具体的にイメージする
    →現実とのギャップを認識
    →ギャップを埋める情報を探す
    まずは明文化して、見える化することから。
    早速、デスクに掲示しておこう。
    創造には弛緩モード(寝かしてアイデアが降りてくるリラックス状態)も必要とのことだが、まずは自然と降りてくる無意識での閃きに繋がるまでの脳内整理、準備が必要だろうとの思いから。

  • クリエイティブを磨く方法を解説した本。

    クリエイティブを「模倣→想像→創造」の3つのステップに分解。ステップを順番通りに進めていけば、クリエイティブが磨かれることを教えてくれます。

    クリエイティブを磨きたい方は必見の一冊。
    まずは真似ること(模倣)から始めよう。

  • 創造力をつけるには、まず真似ること、模倣すること
    センスとは感じたもののデータベース

  • クリエイティブになりたい。私はアイデアが溢れているあのヒトにはなれない。そう思ったのなら読むとよい。
    「あこがれ」に似た気持ちを持つ。人生において何らかの感動をした時に誰もが思うのではないだろうか。そしてその時に思うこと。「自分には無理」。その理由は「あこがれ」に対して「幻想」を抱いてしまうこと。本書は「創造力」に対しの幻想を打ち砕く。
    私自身「かく」ことについて自ら実践。教えていたりする。その時に思うこと。気づくこと。これが満載。見事に言語化している。
    与えられた仕事をこなす。これが苦手。そう思うのなら読むべき。世界が広がる。

  • ■ひとことで言うと?
    模倣→想像→想像を繰り返して創造力を鍛える

    ■キーワード
    - Step1 模倣
    - 模倣 ≒ 観察
    - 「ありのまま」を見てそのまま真似をする
    - 1日1枚イラスト
    - Step2 想像
    - 自分の「心地」を意識する
    - 違和感・もやもやは創造の原点
    - 自分の意見が無ければ創造もできない
    - 感情日記
    - Step3 創造
    - 企画=「楽しい」を企む
    - 締切・まとまった時間・道具の3点セットを用意する
    - 自分にあった表現方法を見つける

  • オーディブルで聴了。

  • Audible にて。

    13歳からの、というタイトルはよく見かける。
    大抵は中学生でもわかるような入門書につけられる文言だけれど、本書では13歳を境に失われてしまうことが多いクリエイティブについて書かれており、入門書とは違っていた。

    クリエイティブと言ってもアート制作ではなく、最近注目されているデザイン思考の考え方と通じるところが多い。
    通常のビジネスでも使える考えが多いと感じた。

    常に感性のセンサーを働かせること。
    美しいなあ、素敵だな、と思うことは感じること。
    使えるな、と感じることは考えていること。

    自分が気持ちいいという感覚を大事にして、気持ちいいと感じない場合の「違和感」に気づくことが大切だという考えに納得した。

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著者プロフィール

株式会社BIOTOPE代表/チーフ・ストラテジック・デザイナー/多摩美術大学 特任准教授
東京大学法学部卒業、イリノイ工科大学デザイン研究科修了。P&Gマーケティング部で「ファブリーズ」「レノア」などのヒット商品を担当後、「ジレット」のブランドマネージャーを務める。その後、ソニーに入社。同クリエイティブセンターにて全社の新規事業創出プログラム立ち上げなどに携わる。 ソニー退社後、戦略デザインファーム「BIOTOPE」を起業。BtoC消費財のブランドデザインやハイテクR&Dのコンセプトデザイン、サービスデザインが得意領域。山本山、ぺんてる、NHKエデュケーショナル、クックパッド、NTTドコモ、東急電鉄、日本サッカー協会、ALEなど、バラエティ豊かな企業・組織のイノベーション支援を行うほか、MVV策定・実装プロジェクトについても実績多数。2021年に生活の拠点を軽井沢に移し、東京オフィスとの二拠点を往復する働き方を実践する。教育分野、地域創生分野など活動の幅を広げる。著書に『理念経営2.0 』『直感と論理をつなぐ思考法』ほか。

「2023年 『じぶん時間を生きる TRANSITION』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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