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感想・レビュー・書評
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わたしの普通があなたの普通ではない。自分を基準にしてしまいがちだけど、色々な人がいるということを心に留めておきたい。
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少し前に,高橋一生さんと岸井ゆきのさんの出演で制作されたNHKドラマの原作。お二方とも好演で,ドラマの印象はとても良かった。
ドラマの内容は少し記憶も薄れてきているが,ほぼ原作に忠実だったと思う。アロマンティックもアセクシュアルも言葉としてはこの作品で初めて知った。本当に人って多様なのだなと思う。アロマンティックなんてそうでない人にはなかなか想像が難しいと思うので理解してもらえなくて大変なことも多そうだ。よく使いがちの「普通」という言葉で傷つく人がいるのだということは肝に銘じておきたいが,多用される一般単語にあまり過敏にならないでほしいとも思う。
しかし,咲子の元カレ・カズくんは実はいいヤツという設定になっているが,ワタシ的には生理的に無理な人種。 -
恋愛しない人の本だと思い、読み始めた自分が恥ずかしくなるくらい、いろんなことを考えさせられる本でした。
「普通」とは、をたくさん考えて、
やはり今まで生きてきた中で気づいたことや学んだことを通して自分の中での「普通」が出来上がっていて、年齢を重ねれば重ねるほど自分の普通が揺るがないものだと思ってしまうのではないか、
でもきっと自分の普通と相手の普通は違くて、そんなの当たり前で全員両親も家族も、育った場所も育ち方も全部違うのだから、世の中全員の普通が一緒だと思う時点で間違ってるのだと思う
そう思えば、そもそも自分が男なのか女なのか、男が好きなのか女が好きなのか、人を好きになるのかならないのか、性的思考は芽生えるのか芽生えないのか、違くて当たり前だなと思いました。
普通がみんな違うということをもっとたくさんの人が受け入れるべきだし、相手の普通を否定したり、自分の普通を共有しようとする人たちが少しでも減ったらいいなと思います。 -
咲子がモテすぎなのがちょっと気になった(笑)
最初の妹や家族の考え方が読んでいてしんどかったけれど、咲子の訴えを通して変わっていく様子が見れてよかった。
ベストじゃなくてベターで満足していた高橋さんが、ベストを探していく様子ににっこり。
アロマンティック・アセクシャルのことを学べてよかった。自分の中の普通を他人に押し付けるのはやめよう。 -
なるほど〜!? 半分くらいまでは咲子も家族も同僚も距離感バグ人間だらけの地獄で怖すぎてめちゃくちゃ読むのに疲れてしまったけど半分を超えたあたりから異性愛規範の刃物を振り回す行為がなくなってきて最後は割といい感じで締められてたので、評価に困るな…でもまあ、咲子の妹の考えとか特に感覚が全然理解できない…何言ってる…?ってなるんだけど、恋愛至上主義の人がアロマアセクがわからない!ってなる感覚もこういう感じなのかな〜と思ったので、押し付けられない限りはあんまり怖がらないようにしよう、恋愛する人は恋愛する人で大変なこともあるんだろう…と思えたのはよかった
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恋愛抜きで家族(仮)として一緒に暮らし始める2人。そんな中で、家族、元カレ、元カノが出てきて2人の関係も徐々に変化していく。
ドラマが良かったのでノベライズも読んだ。
アロマ・アセクというセクシュアリティを知ったのはこの物語から。
無知なことで傷付けてるのかもしれないし、普通って何と考えさせられる。
何かに縛られずに2人なりの今のベストを見つけるラストがとても良い。