逆境を楽しむ力 心の琴線にアプローチする岩出式「人を動かす心理術」の極意 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 凡庸。

  • 圧倒的な実績に裏付けされた文章は非常に説得力があり、実体験に基づいた心理学の考え方がわかりやすく理解できる。心理的安全性の重要性と、巻き込み型の組織の大切さが、特に印象的。

  • 逆境にあっても組織が実力を発揮し成果を上げるにはどうすれば良いか、 ゼット世代と向き合い、優勝に導いたか秘訣を示した本。
    ゼット世代(1996年以降生まれ)を導く上で重要なのは、取り組みの意義や意味を明らかにすることだ。 また社会貢献欲求や自己承認欲求が高いので、その欲求をくすぐることが肝になる。
    ゼット世代は警戒感や不安感が強い。 よって直接指示を出したりせず、間接的コミニュケーションを心がけると良い。内発的動機を引き出せば彼らは充実感を得て高いパフォーマンスを発揮する。
    米発的動機を引き出す方法の1つにナッジがある。これは選択肢の与え方を工夫することで人の行動を自然に良い方向へ誘導するものだ。例えば訴えかけるメッセージをパーソナル化すると、相手の行動が変わる確率が高まる。
    ランチなどをきっかけに様々な体験をした後はリフレクション(内省)を行い、そこから教訓を引き出すことが重要であるそうすることで体験を「経験」(新たな行動規範に昇華し、次の行動に生かすことができる。
    ゼット世代は失敗を怖がって挑戦を避ける傾向がある。そのため組織の心理的安全性(誰もが罰せられる心配をせずに、忌憚のない意見を述べられる状態)を高め、失敗しても非難されない環境や文化を作ることが重要である。
    何か新しいことを始める際には、自分を突き動かすような動機や期待が必要だ。これを自己効力感と呼びこれが高い時、人はその行動を積極的に摂るようになる。
    とてもわかりやすく、自分にもよく当てはまると感じた。

  • 岩出先生の指導者としての考え方は大変勉強になる。帝京ラグビー部部員のゴールは大学選手権で優勝する事でなく、その先の社会人として成功することを目標においていること。

    学生に常に考えさせる指導法
    3人トーク

    調身、調息、調心

    マインドのつくり方
    挑戦的な失敗はどんどん推奨
    逆境を楽しむ力
    リーダーは支配型から、サーバント型へ

    自分の日常に活かしたいと思った!

  • 2022年8月号

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著者プロフィール

帝京大学スポーツ局長、医科学センター教授。1958年和歌山県新宮市生まれ。1976年和歌山県立新宮高校卒業、1980年日本体育大学卒業。大学時代、ラグビー部でフランカーとして活躍し、1978年度全国大学ラグビーフットボール選手権大会で優勝の原動力になり、翌年度、主将を務めた。教員となり、滋賀県教育委員会、公立中学、高校に勤務。滋賀県立八幡工業高校では、ラグビー部監督として同校を7年連続で花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)出場に導いた。高校日本代表コーチ、同監督を歴任後、1996年より帝京大学ラグビー部監督。2009年度全国大学ラグビーフットボール選手権大会で創部40年目に初優勝。以来、2017年度まで前人未到の9連覇を記録。2021年度に同大会で優勝しV10を達成後、26年続けたラグビー部監督を勇退。現在は、帝京大学スポーツ局長として、同大学のスポーツ資産を統括する。著書に『負けない作法』(共著、集英社)、『常勝集団のプリンシプル』(日経BP)がある。

「2022年 『逆境を楽しむ力 心の琴線にアプローチする岩出式「人を動かす心理術」の極意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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