ペガサスの記憶 [Kindle]

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (188ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 20代の頃、好きでよく読んだ桐島洋子さん。
    講演会とかも行ったな。

    当時は気が付かなかったけど、母親と同じ年代。
    何に共感したんだろ。自由さなんだろうか。

    まず、子供のパートから読んだ。
    そうだったんだと目から鱗。
    すごいと見えた逞しさも、たくさんのサポーターがいたからこそできたことだったんだ。
    子供にもずいぶん負担がかかってた様子。
    裏側がよく見えて、よかった。

    洋子さんのパートは、相変わらずの威勢の良さ。
    文章は魅力的で、読ませる。
    でも、もうやみくもに憧れないな。
    なんなら、恋愛至上の少し自堕落なダメ人間に見えたりして。

    誰でも人間で、スーパースターなんかいないんだね。
    今、この本が読めて、とてもよかった。

  • こんなポジティブで破天荒な方がいらっしゃったことを知らなかった。おそらく、私の親世代の中では有名人なのかも。
    本を読んでいると、桐島洋子さんのお人柄ももちろんだが、時代のおおらかさも感じる。
    なんか、いまの時代は自由なのか窮屈なのか、見方によっては変わるなぁと感じた。

  •  
    ── 桐島 洋子・桐島 かれん・桐島ノエル《ペガサスの記憶 20220615-0620 小学館》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B0B3RHF7KJ
     
    ── 桐島 洋子《風の置手紙 ~ 渚と澪と舵 19730601 角川文庫》19730529
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4041348013
     
    (20171001)
    https://news.yahoo.co.jp/articles/880d5dfb92ea6694e08bf7acc78401e780cd83d6
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19370706
     
    (20230218)

  • パワフルな人生と静かな現在の対比が感慨深い。

  •  これは桐島洋子さんと三人の子どもたちとの共作本である。まず、母である洋子さんからこれまでの人生について語られる。が、一章の途中で洋子さんの物語が突然終わり、二章が始まる。二章は長女かれん→次女ノエル→長男ローランドと順に繋がれていく。不思議に思いながらも読み進む。幼い頃感じた母への不満や義父との軋轢など、洋子さんの著書では知り得なかった桐島家の内側が赤裸々に語られていた。
     あとがきで、母の物語を書き切ることができなかった理由は、洋子さんがアルツハイマー型認知症を発症したからだと記されていた。成しえなかった母の為に、子どもたちが補い紡ぐことによって上梓されたこの本は、母への贈物のように思えた。桐島洋子さんの長年のファンとして、惜しみながら読了した。

  • めちゃくちゃ面白いやないかい!

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著者プロフィール

桐島洋子(きりしま・ようこ)
1937年東京生まれ。文藝春秋に9年間勤務の後、フリーのジャーナリストとして海外各地を放浪。70年に処女作『渚と澪と舵』で作家デビュー。72年『淋しいアメリカ人』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。以来メディアの第一線で活躍するいっぽうで独身のまま三人の子どもを育てる。娘のかれん(モデル)、ノエル(エッセイスト)、息子のローランド(カメラマン)はそれぞれのジャンルで活躍中である。子育てを卒業した50代から林住期(人生の収穫の秋)を宣言してカナダのバンクーバーに家を持ち、1年の3分の1はバンクーバーでの暮しを楽しんでいる。また70代からは自宅で私塾の森羅塾を主宰している。『いつでも今日が人生の始まり』(大和書房)、『残り時間には福がある』(海竜社)、『骨董物語』(講談社)、『バンクーバーに恋をする』(角川SSコミュニケーションズ)、『わたしが家族について語るなら』(ポプラ社)、『聡明な女たちへ』『50歳からのこだわらない生き方』(大和書房)など著書多数。
公式サイト http://www.yoko-kirishima.net


「2022年 『ほんとうに70代は面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桐島洋子の作品

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