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感想・レビュー・書評
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「私たちを導くものは合理性でなければならない」という主張に基づき、上巻は生物学的見地からの人間の本性としての「合理性」の根拠、”理性”的考察からの「合理性」の根拠を示した上で、理性の必要性の根拠を示しつつ、合理性の可能性と限界を解説するための「論理的思考」「確率論」「ベイズ理論」について紹介。
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自分の考えを振り返っても、あとからなんでこんな勘違いしたんだろう、とか、こういう言い方したら相手に伝わらないよなぁということはある。自然界とか物理的な世界はもとより、論理というそれもまた頭の中の世界じゃないの?ということですら、実は個人の認識と大きくずれていたりするのだ。難しいけど、面白い。
カーネマンの『ファスト アンド スロー』とか、行動経済学の話もけっこう出てきた。あちらもまた、人間の認識と論理の不一致を考える学問なのだろう。
そもそも人間の認識と論理、合理性の不一致を扱う本なわけだから、なかなかに難しい。面白いんだけど、え?それってどういうこと、と思うところも多い。とりあえず一回読んでみたけど、咀嚼するまでに何度も読み返す必要がある本だろうな。ベイズ推論あたりは、しっかり理解したいところ。下巻も目次をみると面白そうな話が並んでいる。しっかり読んでいきたいね。
モンティ・ホール問題というのが出てきて、へぇとびっくりしたものだ。人に話してみよう、と「モンティ・ホール問題って知ってる?」と聞いたら「知ってますよ」といきなり言われてびっくりした。「テレビでやってました」って。有名な話なんだね。合理的に考えるって、数学者とか専門家であっても難しいんだなぁと感心したものだけど、そういう知識が広がることによって、少しでも自分も含めた一般ピーポーが賢くなれていくといいね。 -
あまり惹きつける内容ではなく、挫折。
機会があったら読もう。