NUDGE 実践 行動経済学 完全版 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 他の本でも出てきた同じ事例が結構出てくるので他の本を読んで来ていれば、あまり読む必要はなさそうだと感じた。

    これまで多くでてきた行動経済学の各種本のまとめ、特にナッジや選択アーキテクチャ、スラッジあたりを事例を交えて説明してあるので、どういうものかがわかりやすい気がする。

  • 行動経済学に関する書籍はたくさんあり、この手を本を読んできた人であればあぁあの話ね、というデジャブ。

    全く読んだことがない人であればタイトルの通り、行動経済学に関する知識がまとまっているのでオススメです。

  • たとえば男性用小便器のある部分に、ハエのイラストをつけておく。するとほとんどすべての男性が、そのハエのイラストに向かっておしっこが当たるようナニを制御するようになる。その結果どうなるか。便器の外にはずれるおしっこが減り、掃除が楽になるのだ。イコールで結べるほど単純ではないけど、本書で述べられているNUDGEナッジとは、それと気づかずに行動をより生きやすい方向へ変えてくれるちょっとした工夫みたいなもの、とでもいいだろうか。

     本書の説明によれば、NUDGE「ナッジ」とは、選択を禁じることも、経済的なインセンティブを大きく変えることもなく、人々の行動を予測可能なかたちでかえる選択肢の設計要素とでもいうことのようだ。

     行動経済学は面白いし、役に立つし、考えるべき要素をさまざまに提示してくれう。本書でも年金問題であったり、臓器提供であったり、環境問題について、さまざまな考え方、解決案を提示してくれる。でもそれは決して魔法ではない。一歩一歩、解決しながら進む道筋なのだ。

     ナッジは魔法ではないんだよね。前著が出た後、さまざまな批判も出たそうで、それについて答える章が設けられている。つらつらと読み進めるのは、やや難しいところもあって、折に触れ、じっくり読み返したい一冊だね。

  • 『実践 行動経済学』の新版

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著者プロフィール

米シカゴ大学経営大学院教授。1945年米ニュージャージー州生まれ。74 年米ロチェスター大学で経済学の博士号取得(Ph.D)。米コーネル大学、米マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院などを経て95年から現職。行動経済学の研究で、2017 年にノーベル経済学賞を受賞した。著書に『行動経済学の逆襲』(遠藤真美訳、早川書房)、『セイラー教授の行動経済学入門』(篠原勝訳、ダイヤモンド社)などがある。

「2022年 『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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