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感想・レビュー・書評
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Ive found some interesting idea.
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めっちゃ面白かったです!分かりやすい!
ADHD傾向のある自分的には、目から鱗というか、少し整理できました。
哲学者、哲学書もかなりたくさん出てくるので、他に読みたい本もたくさん見つかりました。
また読み返したくなる一冊です。 -
わかりやすく解説してくれているが、やはり難解
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ここで言う「普通」は、ADHDやASDではない人たち、です。いじわるコミュニケーションとして、仲間外れにして他人を悲しい気持ちにさせると自分の承認欲求が満たされる、という例がでてきて、その点はすごく納得しました。
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面白かったんだけど、難しかった。
だんたんと「あれ、哲学書読んでたっけ?」って気持ちになる。 -
副題は「健常発達という病」。
現代社会は、発達障害にとって生きづらい世界という思いがあったが、言われてみればなるほど、ニューロティピカル症候群にとっても生きるのが困難な時代なのである。
身近なコミュニティから絶えず「いいね」をもらい続けなければ、アイデンティティが、すなわち自らの存在意義が失われてしまうという「構造的困難」を抱えているわけである。昭和的「私」は共有された大文字の他者によって支えられていた。現代人は仲間うちから「いいね」が獲得できなければ、存在の危機に陥る。
現代の生きづらさの一端を見事に剔抉している。
ただ、著者自身のADHD特性が災いしてか論旨があちこちに飛び、内容としては面白いが全体的に散漫である。 -
定型発達はいじめコミュニケーションをすることを特徴とする病、であると。
定型発達と発達障害の違いはWindowsかMacかのOSの違いによるもの、そしてそのOSのユーザー間にも、習熟度や能力の差がある、という例えは思いついた。
で、兼本先生の最近の本はどれも難しい。
でもこれは新書なのだから、きっと一般人向けにわかり良いことが書いてあるに違いない、という期待は裏切られる。
残念ながら、さっぱり入ってこない。
これはやはり心の師匠にはるかに及ばない自分の至らなさのせいだろう。
評価としては兼本先生の思索にお近づきになりたい、というマニアにしかお勧めできない。
手放した -
タイトル買い。
健常発達という病、という副題からも「障害をテーマにしつつ、普通だと思っている一般常識的なものへ疑問を投げかけていく」的な本かなーと思った期待を斜め上に(いい意味で)裏切ってくれて嬉しかったです。
あとがきから引用すれば、「Bちゃんとして生きることに疲れた時の処方箋をいつの間にか考えていると言った具合になっていました」というところに本書のテーマが見て取れます。
内容は基本的に哲学的なところへ入っていくため、難解で読みづらい部分はあったものの、親しみやすいメタファー(鬼滅が出てきたのには少しニヤッとしてしまいました)を使いながら丁寧に説明され、スルスルと読み進めることができました。
万人に勧められる内容ではないものの、個人的にはグサグサ突き刺さりました。また読み直します。