教室に並んだ背表紙 (集英社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 集英社
3.57
  • (3)
  • (4)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (257ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • それぞれの悩み苦しみを抱えた6人の女子中学生とそれに寄り添う司書先生との優しい時間。
    そして彼女たちは本の中に、自分の中に明日を見つけて飛び立ってゆく。
    本当に今、居場所を、そして未来を探して彷徨う子供たちにこの本を届けられたら。
    しおりと栞を添えて。

  • 登場人物が実際にいるように感じられなくて、ダメだった。薄っぺらく感じる。でも物語に書いてあるように、現実と違っても希望になるのかな。私以外の誰かには。私はもっと具体的に虐めに立ち向かう方法を教えてほしかったな。やられた事言われた事を記録して弁護士に相談するとか。やり過ごして大人になってみると虐めてた人が大した事なかったとか。

  • 城塚翡翠を書いた作家さんの本だから
    図書館で借りてみた

    悩める高校生達と図書室にいる司書の先生の話
    ありがちな内容だけど
    私も女子高出身だし、悩んじゃう子達の
    気持ちわかる

    逆に先生が言ってる
    「先生だってどうにか大人になれた
    生きてさえいれば可能性は無限にある」
    と言う気持ちもわかる
    高校生の頃に悩んでたことなんて
    大人になったら些細なことやったなと
    思えるもんね

    でも学生の間はそんなこと
    気づけなくて些細なことで
    絶望するよね〜

    「物語を読んできれいな言葉に触れて
    想像力を育んで、他人の心を
    理解できる人になって」
    ↑良い言葉だわ

    ホント本に救われて生きてる私も
    かなり共感できたわ

    そしてラストの展開は想像してなかったから
    あー。そういうことかぁと嬉しくなった
    イラストも可愛いし、色々良き!

  • 高校の図書館の群像劇。ソフトな話

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。

「2022年 『medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

相沢沙呼の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×