8つの完璧な殺人 (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • やっぱりこの人の作品はおもしろいなぁ。
    またまた一気に読んでしまったわ。
    なんだか切ないラスト。

  • 読むほどに面白い


    ページを繰るごとに面白くなるという意味でもあり
    著者の作品を読むごとにその作風にハマるという意味もある

    ミステリーとは言え犯人を探すフーダニットではないし中途で犯人が明らかになるのは過去作と通底しているが作品の面白さを損なってはいない

    ミステリー小説の案内書・カタログのような趣きもあるし、相変らず一般小説のような読み応えもある
    著者が書いた、男性が主人公の作品を読みたいという希望も叶って、満足の出来だった

    あと、訳者氏の文章がとても読みやすく自分の好みに合うのも大きいかと
    訳者氏の他の作品も読んでみたいと思った

  • ある雪の日、ミステリ専門の古書店を営むマルコムのもとに、FBIの捜査官が訪ねてくる。マルコムが昔書いたブログの内容について聞きたい、とのことだったが。

    猫ミステリ!どうして茶虎なのに名前がネロなのかはよくわからないんですが、もしかして何か元ネタがあるのかも。それにしても猫の秘密が・・・。
    普通に読んでも面白いですが、タイトルになっている8つプラスアルファのミステリの知識があるともっといろいろ気づきがありそうです。私は知らないのが多かったけどそれでも問題はなく、あーいつものスワンソンぽいな!と思いながら読みました。

  • なんかやっぱりそうだったのかという結末
    最後死なないと思ってたけど、本当に死ぬんだろうか

  • 本屋に平積みされていて何となく気になり、購入。
    すこし厚めだったが電車内で読んでいると面白くて乗り過しそうになったりした。

    本屋の店主が昔ブログに載せた「完璧なる殺人8選」になぞらえて殺人事件が発生している。
    そんな感じで物語は始まる。
    最初は何か勘違いか?またはこの店主が誰かにハメられているのか?などいろいろ予想しながら読むが中盤以降、自分の予想がどんどん裏切られていく。
    終盤までの展開が素晴らしく、とても楽しめた。

    自分が過去に読んだミステリも話の中に出てくるのが嬉しい。
    またストーリーを少し忘れた頃に読み返したい。

  • ミステリ専門店の店主マルコムの選出した小説リスト"完璧な殺人8選"を模倣した殺人事件が起こる。FBI捜査官と犯人探しがスタート。
    徐々にマルコムが怪しくなってくるが結末もちょっとショック。

    過去の有名作への敬意を感じるが読んだことない自分が残念。面白く読めたが作品を知っていたらもっと楽しめた。

  • 名作ミステリをモチーフにした作品、という触れ込みで手に取りました。冒頭題材として取り上げている作品のリストとワーニングがあり、どれも知ってはいるけれど読んだことがないので1ヶ月ほど、読もうかどうしようか迷いましたが、読んだことがなくても楽しめたというレビューを拝見して読むことに。

    結果、全く問題なく楽しめました。トリックも雰囲気抜群で、結末も余韻がありとてもすてきでした。季節は真冬。私は、ミステリの場合作品の季節と、読む季節を大事にしているのですが、いつになく暑い9月に読むのにはよかったです。

    唯一何があるとしたら、やっぱり動機などにドラッグや離婚などが絡んでくるところですかね…。別に構わないのですが、またか、という感じで食傷気味です。

  • 完璧な殺人リスト。にそって行われる連続殺人?。
    本当に信用していいのかわからない語り手。
    最後の二章で抱く語り手に対しての気持ちで面白いか
    そうじゃないか変わるかも。
    語り手によせる謎の信頼感てなんなんだろう。
    信頼してしまうので、裏切られたときは腹が立つ。
    ただ、この語り手は、、

  • 2023/08/19

  • 「時計仕掛けの恋人」以来のピーター・スワンソン作品。まあ、ピーター・スワンソンですから、面白くない理由が有りません。ミステリー専門の書店店主である主人公マルコム・カーショーの元にFBIのグウェン・マルヴィ捜査官が訪れ、以前、マルコムがブログに載せた「8つの完璧な殺人」というミステリー本のリストに沿ったと思われる事故・事件が起きている事を知らされます。マルコムとグウェンが、その事故・事件を調査して行くという流れです。
    マルコムは、途中で見かけ通りの人物ではない事が明かされ、暗い暗い闇を抱えて生きています。全編を通して、マルコムの回想という形で綴られて行きますが、ラストには、衝撃的な告白をします。(しっかりと伏線は張られております)マルコムの抱えている闇からすると、ラストの展開は、個人的には納得出来るものです。
    8つの作品を全て読んでいなくとも、十二分に楽しめると思います。私は、クリスティの「ABC殺人事件」しか読んでいません。
    ☆4.7

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